病気の解説

翼状肩甲骨(翼状肩甲)

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受診の目安

翼状肩甲骨(翼状肩甲)では、翼状肩甲骨は、肩甲骨の内側縁が浮き上がって見える状態のことを指します。こうした症状が続く・繰り返す・だんだん強くなるときや、不安があるときは、整形外科を受診してください。市販薬などで改善しないときも相談の目安です。

基本

概要

翼状肩甲骨は、肩甲骨の内側縁が浮き上がって見える状態のことを指します。腕を挙上する際に肩甲骨の動きが制限され、肩甲骨が胸郭の外側を滑るように前方へ移動する機能がうまく働かなくなると発生します。前鋸筋の麻痺が主な原因として挙げられ、前鋸筋が麻痺すると内側縁が浮き上がって翼状肩甲骨となり、腕を前方へ挙上するのが難しくなることがあります。

原因

翼状肩甲骨の原因として、前鋸筋を支配する長胸神経の麻痺が主な要因です。スポーツや特定の体位で長胸神経が伸張されることが関連します。例としてテニスやゴルフ、体操の吊り輪、重量挙げ、アイスホッケー、バレエの横とんぼ返りなどが挙げられています。産褥期における新生児との添い寝の姿勢や、ほほ杖をついて横になって本を読むような肢位も原因となることがあります。リュックを重く背負った後に起こることもあります。

検査と診断

診断

腕を前方へ挙げる動作で肩甲骨の内側縁が浮き上がるかどうかを観察します。前鋸筋の麻痺か、肩甲背神経支配の菱形筋の麻痺か、僧帽筋の副神経支配の萎縮かを見分けます。前鋸筋麻痺では壁に両手をついて体を前方へ倒すと、麻痺している側の肩甲骨の内側縁が浮き上がってきます。肩関節外転拘縮や進行性筋ジストロフィーのケースでも特徴がみられることがあります。

治療

治療

スポーツや特定の肢位が原因と判断される場合は、原因となる動作や肢位を避けることで、平均的に約9カ月で回復することがあります。腕の挙上制限が強い場合には肩甲骨を固定する装具が用いられることがあります。長胸神経の不全麻痺が回復が見込まれるケースには有効とされます。2年以上回復がない場合には大胸筋を肩甲骨下角へ移行させる手術が検討されることがあります。その他の原因は、それぞれの原因に応じた治療が必要です。

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出典

参考: 日本整形外科学会(出典の事実をもとに medimichi が患者向けに再構成)

この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。