病気の解説
肝硬変症
受診の目安
肝硬変症では、身体所見には肝腫大(主に左葉)、肝萎縮、脾腫、手掌紅斑、クモ状血管腫、腹壁の静脈怒張、女性化乳房、羽ばたき振戦などがあります。症状が強くなる・日常生活に支障が出る・経過や治療に不安があるときは、消化器内科に相談してください。通院中の方は自己判断で治療を中断しないでください。
基本
概要
肝硬変は、慢性肝疾患が進行して肝臓の構造が変化する終末像です。肝細胞の壊死と線維化が進み、小葉の形が改変され再生結節ができます。肝臓の循環障害と肝細胞の著しい減少が基本的な病態です。
主な症状
代償性の肝硬変では肝機能が保たれ自覚症状は少ないことが多いです。非代償性の肝硬変では成長障害や疲れやすさ、低栄養などが主要な症状として現れることがあります。身体所見には肝腫大(主に左葉)、肝萎縮、脾腫、手掌紅斑、クモ状血管腫、腹壁の静脈怒張、女性化乳房、羽ばたき振戦などがあります。
検査と診断
検査
血液検査ではAST/ALTの比や蛋白・アルブミンの値、血糖、アンモニア、I CG 15分停滞率などをみることがあります。画像検査では肝辺縁の鈍化や肝左葉腫大、脾腫、側副血行路、門脈血流の変化などを評価します。腹腔鏡や開腹所見での観察も行われることがあります。
診断
診断は、これらの症状や身体所見、検査結果を総合して判断します。重症度はChild-Pugh分類で判定します。画像検査や血液検査を組み合わせて評価します。
治療
治療
治療は続発する合併症への対処療法が中心です。栄養管理や薬物療法、塩分・蛋白の制限などが行われることがあります。肝不全が進むと肝移植が検討される場合があります。
経過と生活
経過・予後
長期的には肝不全が進行することが多く、予後は不良となり肝移植を余儀なくされることがあるとされています。
消化器内科で扱うほかの病気
出典
参考: 肝硬変症 概要 - 小児慢性特定疾病情報センター(出典の事実をもとに medimichi が患者向けに再構成)
この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。