病気の解説

胆石性膵炎

まず相談する診療科消化器内科
この解説の項目7項目

緊急性の高い症状

お腹の激しい痛みが続く・板のように硬い・嘔吐を繰り返す・高熱を伴うときは、ただちに救急(119)を要請してください。

当てはまるときは、ためらわず 119 または救急外来へ。

受診の目安

胆石性膵炎では、多くの人で上腹部に強い痛みが現れ、痛みは背中へ広がることがあります。症状が強い・急に悪化する・なかなか治らないときは、早めに消化器内科を受診してください。気になるときは放置せず相談してください。

基本

概要

胆石とアルコール使用が急性膵炎の最も一般的な原因とされ、胆石性膵炎を含む広い意味で急性膵炎が起こることがあります。出典には遺伝的要因や薬剤、ウイルス、脂質異常、手術やERCP、外傷、膵臓がんなど幅広い原因が挙げられています。これらは急性膵炎の原因として記載されており、胆石性膵炎かどうかは医療機関での診断・検査によって判断されます。

主な症状

多くの人で上腹部に強い痛みが現れ、痛みは背中へ広がることがあります。痛みは突然強くなることもあり、動作や深呼吸で悪化することがあります。吐き気や嘔吐が伴うことがあり、腹部の腫れや腸の動きが止まること(イレウス)と関連することもあります。痛みの感じ方には個人差があり、原因がアルコールの場合は数日かけて痛みが始まることもあると記載されています。

検査と診断

検査

診断には血液検査や画像検査が用いられます。血液検査では膵臓の酵素であるアミラーゼやリパーゼが上昇することがありますが、必ずしも初回で大きく上昇するとは限りません。腹部超音波検査やCT検査、MRCP、ERCPなどの画像検査が膵炎の評価や胆石・管の閉塞の有無を確認するために行われます。感染が疑われる場合には腰部からの検査など追加の検査が行われることもあります。

治療

治療

軽症では数日間の点滴と鎮痛、絶飲食から始めます。脂肪の少ない柔らかい食事は回復が進むにつれて再開されます。中等症では入院期間が長くなることがあり、必要に応じて経管栄養や感染の兆候があれば抗菌薬が使われます。重症の場合は集中治療室で厳重にモニタリングされ、輸液・鎮痛・栄養管理が行われます。ERCPや内視鏡的治療が必要な場合もあります。

経過と生活

経過・予後

CT検査の結果や重症度の評価により予後は異なります。膵臓の腫れが軽度なら予後は良好とされ、膵臓が大きく壊死した場合は予後が悪くなることがあります。膵臓の感染や仮性嚢胞の出血・破裂なども死亡原因となり得ます。

消化器内科で扱うほかの病気

出典

参考: MSD Manuals 家庭版(日本語)(出典の事実をもとに medimichi が患者向けに再構成)

この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。