病気の解説

胆道感染症

まず相談する診療科消化器内科感染症内科
この解説の項目8項目

受診の目安

胆道感染症では、胆のう炎の主な症状には右上腹部の痛みや発熱、圧痛があり、マーフィー徴候がみられることがあります。症状が強くなる・日常生活に支障が出る・経過や治療に不安があるときは、消化器内科に相談してください。通院中の方は自己判断で治療を中断しないでください。

基本

概要

胆道感染症は、胆道を感染の部位として起こる病気です。胆のう炎と胆管炎に分類され、胆汁の流れが妨げられるうっ滞がきっかけとなって細菌感染が起こります。胆道は肝臓で作られた胆汁が十二指腸へ流れる道で、胆のうと胆管から成り、胆のうは胆汁を一時的にためて濃縮します。胆のう炎・胆管炎は、それぞれ原因や進み方が異なる場合があります。

主な症状

胆のう炎の主な症状には右上腹部の痛みや発熱、圧痛があり、マーフィー徴候がみられることがあります。胆管炎の症状としては黄疸や腹痛、激しい悪寒を伴う発熱が有名ですが、すべての兆候がそろうとは限りません。重症化すると血圧低下や意識障害が現れることがあります。

病態

胆道感染症は、胆道のうっ滞により細菌感染が起こる病気です。胆のう炎は胆石が詰まることが多く、胆のう内の圧が上がって炎症が進みます。胆管炎では胆管内の結石や狭窄、悪性疾患などが胆汁の流れを妨げ、感染とともに全身へ波及しやすくなります。

リスク因子

無石胆のう炎や外傷、長期の絶食、経静脈栄養などがリスクとして挙げられます。胆管炎では胆管結石や炎症性狭窄、胆管がんなどが関与します。

検査と診断

診断

診断は臨床の様子、身体所見、血液検査、超音波やCT、MRIなどの画像検査を総合して行います。重症度の判定に基づき治療を選択します。ガイドライン2018などの基準に従うとされています。

治療

治療

治療は抗菌薬の投与を開始します。胆のう炎では結石による痛みがある場合、腹腔鏡下胆のう摘出術が第一選択として検討されます。無症状の胆石は経過観察が基本ですが、年に1回程度の画像検査が推奨されることがあります。胆管炎では胆道ドレナージが基本とされます。胆管結石は放置すると悪化することがあるため、治療の対象となる場合が多いとされています。

経過と生活

予防

診断と治療の方針はガイドラインに従い、必要な検査と治療を進めることが述べられています。

消化器内科で扱うほかの病気

出典

参考: 済生会 症状別病気解説(出典の事実をもとに medimichi が患者向けに再構成)

この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。