病気の解説

胎児発育不全

別名:子宮内発育遅延、子宮内胎児発育遅延

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緊急性の高い症状

  • 赤ちゃんの動き(胎動)がいつもより少ないと感じるとき

胎児発育不全と言われている場合は、ふだんから胎動に気を配り、いつもより少ないなどの変化があれば、時間を問わず健診を受けている産婦人科に連絡してください(名古屋第一赤十字病院)(Cleveland Clinic)。

出典:名古屋第一赤十字病院「胎児発育不全について」、Cleveland Clinic「Intrauterine Growth Restriction」

当てはまるときは、ためらわず 119 または救急外来へ。

受診の目安

  • 妊婦健診で赤ちゃんが小さめと言われたとき(名古屋第一赤十字病院)
  • おなかの大きさが週数のわりに小さい気がするなど、気になることがあるとき(Cleveland Clinic)

相談先は、妊婦健診を受けている産婦人科です。胎児発育不全はほとんど自覚症状がなく、超音波検査などの健診で見つかります。自分の感覚だけで判断することはできません(Cleveland Clinic)。決められた健診や追加の検査は必ず受けましょう(Cleveland Clinic)。

基本

胎児発育不全とは

おなかの赤ちゃんの推定体重が、同じ妊娠週数の赤ちゃんと比べて明らかに小さい状態です。子宮の中での成長がゆっくりになったり、止まったりしていることを意味します(名古屋第一赤十字病院)。ただし、小さめに測定された赤ちゃんの多くは、もともと体の小さい健康な赤ちゃんであるともされ、小さいことがそのまま病気を意味するわけではありません(Cleveland Clinic)。

主な症状

お母さんにはっきりした症状が出ないことがほとんどです(Cleveland Clinic)。健診で、赤ちゃんの推定体重のほか、羊水の量や赤ちゃんの血流などを確認して見つかります(名古屋第一赤十字病院)。

原因・なりやすい要因

原因がはっきりしないことも多いとされます(名古屋第一赤十字病院)(Cleveland Clinic)。考えられる要因には次のようなものがあります。

  • 胎盤やへその緒の問題:胎盤のでき方やへその緒の付き方に異常があり、赤ちゃんに栄養や酸素が届きにくい(名古屋第一赤十字病院)(Cleveland Clinic)
  • お母さんの病気・状態:妊娠高血圧症候群、糖尿病・腎臓の病気・自己免疫の病気など、多胎妊娠(Cleveland Clinic)(名古屋第一赤十字病院)
  • 妊娠中の感染症:トキソプラズマ、梅毒、サイトメガロウイルス、風疹など(名古屋第一赤十字病院)(Cleveland Clinic)
  • 赤ちゃん側の要因:染色体の異常などの生まれつきの病気(名古屋第一赤十字病院)(Cleveland Clinic)
  • 生活習慣:妊娠中の喫煙や飲酒(名古屋第一赤十字病院)(Cleveland Clinic)

検査と診断

診断

正確な妊娠週数を確かめたうえで、超音波検査で赤ちゃんの大きさを測って体重を推定します。あわせて、ドップラー検査で胎盤やへその緒の血流を調べたり、羊水の量や赤ちゃんの心拍のモニタリングを確認したりします(Cleveland Clinic)(名古屋第一赤十字病院)。

治療

治療・管理

赤ちゃんの成長を直接よくする治療法はなく、注意深い経過観察と、原因となるお母さんの病気の治療が中心になります(名古屋第一赤十字病院)(Cleveland Clinic)。

  • 健診回数を増やす:健診の間隔を短くし、血流の測定や心拍のモニタリングを行います(名古屋第一赤十字病院)。
  • 入院での管理:成長が止まっている、羊水が少ない、心拍や血流に異常がある、といった場合は入院して管理します(名古屋第一赤十字病院)。
  • 出産の時期と方法:週数、赤ちゃんの心拍・血流、羊水量などを総合して出産の時期を決めます(名古屋第一赤十字病院)。早めの出産や帝王切開が選ばれることもあります(Cleveland Clinic)。

日常生活の注意・セルフケア

担当医の指示を最優先にしてください。

  • 健診や追加の検査は欠かさず受けます(Cleveland Clinic)。
  • ふだんから胎動に注意します(名古屋第一赤十字病院)(Cleveland Clinic)。
  • 喫煙・飲酒は避けます(Cleveland Clinic)。

経過と生活

経過

生まれた後は、呼吸や哺乳、低血糖、体温の調節などに注意が必要なことがあり、新生児集中治療室(NICU)でのケアが必要になる赤ちゃんもいます(Cleveland Clinic)。多くの赤ちゃんは、成長とともに同じ年齢の子どもに追いつくとされています(Cleveland Clinic)。

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出典

名古屋第一赤十字病院「胎児発育不全(FGR)について」 / Cleveland Clinic「Intrauterine Growth Restriction (IUGR)」
内容の確認日:2026-10-13(次回確認予定 2027-04-13)。複数の公的情報源の事実をもとに medimichi が独自にまとめています。

この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。