病気の解説
脊椎圧迫骨折
受診の目安
次のようなときは、整形外科などの医療機関を受診してください。
- 転んだ・しりもちをついたなど、軽いはずみの後に背中や腰が痛む
- 背中や腰に強い痛みがある
- 身長が縮んだ、背中が丸くなってきたと感じる
骨粗しょう症は骨折するまで自覚症状がないことが多い病気です。骨粗しょう症と言われている方や心配な方は、症状がなくても医師に相談しましょう。症状だけで病名は判断できません。すでに治療中の方は自己判断で中断しないでください。
出典:日本整形外科学会「骨粗鬆症」、NIAMS(米国国立関節炎・筋骨格・皮膚疾患研究所)Osteoporosis
基本
概要
脊椎圧迫骨折は、脊椎の骨が圧迫されて骨折する状態です。特に骨粗鬆症の患者に多く見られますが、無症状であることもあります。症状が出る場合、急な痛みや身長の低下、脊柱の後弯が見られることがあります。
主な症状
脊椎圧迫骨折の症状は、患者によって異なります。約3分の2の患者は無症状であるか、身長が低くなったり、背中が曲がったりすることがあります。他の患者では、痛みがすぐに現れたり、遅れて現れたりすることがあります。この痛みは腹部に放散することもありますが、筋力低下や反射異常はまれです。通常、痛みは約4週間後に和らぎ、12週間後には消失します。
検査と診断
診断
脊椎圧迫骨折の診断には、X線検査が用いられます。骨粗鬆症性の骨折では、脊椎の高さが減少していることや、骨の透過性が増していることが確認されます。特に、椎体の高さが6cm以上減少している場合や、椎体の半分以上が減少している場合は、骨折の可能性が高いです。
治療
治療
脊椎圧迫骨折の治療は、主に痛みを和らげることと早期の運動療法に焦点を当てます。鎮痛薬が処方され、正常な活動を早く再開することが推奨されます。理学療法士が正しい持ち上げ方や筋力強化の訓練を行うこともあります。骨粗鬆症がある場合は、その治療も行われます。重度の痛みがある場合は、椎体形成術などの手術が考慮されることもあります。
脊椎圧迫骨折と関係する症状
症状のページでは、同じ症状が出るほかの病気や受診の目安も確認できます。
整形外科で扱うほかの病気
出典
参考: MSDマニュアルプロフェッショナル版(日本語)(出典の事実をもとに medimichi が患者向けに再構成)
受診の目安の出典:日本整形外科学会 症状・病気をしらべる「骨粗鬆症」 / NIAMS Osteoporosis(2026-10-13 確認)
この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。