病気の解説
x連鎖無ガンマグロブリン血症
受診の目安
x連鎖無ガンマグロブリン血症では、この病気の乳児は、せきや鼻の感染症、耳や皮膚、副鼻腔、肺などの感染症を繰り返します。症状が強くなる・日常生活に支障が出る・経過や治療に不安があるときは、リウマチ・膠原病内科に相談してください。通院中の方は自己判断で治療を中断しないでください。
基本
概要
X連鎖無ガンマグロブリン血症は、免疫系に関わる病気で、特に感染症にかかりやすくなることが特徴です。生後約6カ月までは母親から受け取った免疫グロブリンによって守られていますが、その後は免疫力が低下し、さまざまな感染症を繰り返すことがあります。特に、肺炎球菌やレンサ球菌、ヘモフィリス属の細菌による感染が多く見られます。
主な症状
この病気の乳児は、せきや鼻の感染症、耳や皮膚、副鼻腔、肺などの感染症を繰り返します。また、通常は起こらないようなウイルス感染が脳に見られることもあります。さらに、扁桃が非常に小さく、リンパ節が発達しないため、免疫グロブリンを作るB細胞が不足しています。
検査と診断
診断
X連鎖無ガンマグロブリン血症の診断には、血液検査が行われます。この検査では、免疫グロブリンの量やB細胞の数を測定します。遺伝子検査は診断を確定するために行われることがありますが、通常は必要ありません。家族にこの病気を引き起こす遺伝子変異がある場合は、出生前の遺伝学的スクリーニングが推奨されます。
治療
治療
X連鎖無ガンマグロブリン血症の治療には、免疫グロブリン製剤と抗菌薬が用いられます。免疫グロブリン製剤は、正常な人の血液から採取した抗体を生涯にわたって投与し、感染症の予防を助けます。抗菌薬は、細菌感染が起きた場合に速やかに投与されます。また、特定のワクチンは接種できません。現在、造血幹細胞移植や遺伝子治療の研究も進められています。
経過と生活
合併症
この病気では、関節の感染症や気道の慢性炎症による気管支拡張症、特定のがんのリスクが高くなることがあります。ただし、脳に感染が起きた場合を除き、早期の診断と治療により、寿命に影響が出ることは少ないとされています。
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出典
参考: MSD Manuals 家庭版(日本語)(出典の事実をもとに medimichi が患者向けに再構成)
この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。