病気の解説
アカントアメーバ角膜炎
受診の目安
アカントアメーバ角膜炎では、眼の異物感や痛み、涙が出る、視力の低下などの症状が現れることがあります。症状が強い・急に悪化する・なかなか治らないときは、早めに眼科を受診してください。気になるときは放置せず相談してください。
基本
概要
アカントアメーバ角膜炎は、土壌や水中にいる原虫が角膜に傷を通じて入り込み、角膜の感染を起こす病気です。多くはコンタクトレンズの不適切な使用や角膜の外傷、汚水との接触が原因とされています。臨床では放射状の神経炎や偽樹枝状病変といった特徴的な所見が見られ、病状が進むと角膜の奥の層に白濁が生じることがあります。診断は顕微鏡的観察や培養、PCRなどを用いて行います。治療では、病巣を掻き出すことと、クロルヘキシジングルコン酸塩点眼やPHMB点眼を用いることが第一選択とされます。予防にはコンタクトレンズの正しいケアが重要とされています。
主な症状
眼の異物感や痛み、涙が出る、視力の低下などの症状が現れることがあります。毛様充血や放射状角膜神経炎、偽樹枝状病変といった所見が臨床検査で見られることがあります。
検査と診断
診断
診断では、涙や目ヤニを塗った塗抹検査で菌の有無や形を観察します。擦過で角膜組織を採取して培養検査を行うこともあります。最近はレーザー共焦点顕微鏡やPCR法で検出する方法も用いられます。
治療
治療
原因となる菌が集まっている病巣を掻き出す角膜病巣掻爬を行います。アカントアメーバを直接除去したうえで、第一選択薬としてクロルヘキシジングルコン酸塩点眼またはPHMB点眼を用います。病状が進行して薬物療法で効果がない場合には、感染巣を切除し治療的角膜移植を検討します。
経過と生活
予防
コンタクトレンズの正しいケアとして、手洗い、洗浄液の使用、ケースの洗浄と乾燥、使用期限・期間の遵守などが挙げられます。
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出典
参考: 済生会 症状別病気解説(出典の事実をもとに medimichi が患者向けに再構成)
この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。