病気の解説
アセトン血性嘔吐症
別名:自家中毒
受診の目安
アセトン血性嘔吐症では、吐き気や顔色不良などの前兆の後、数時間から数日間続く激しい嘔吐がみられます。症状が強くなる・日常生活に支障が出る・経過や治療に不安があるときは、内分泌・代謝内科に相談してください。通院中の方は自己判断で治療を中断しないでください。
基本
概要
アセトン血性嘔吐症は、嘔吐が数時間から数日間続く病気です。繰り返し嘔吐が起こることが特徴で、間隔は人によって異なります。日常生活に大きな支障はないことが多いですが、早期に適切に対応しないと脱水や低血糖を引き起こすこともあります。別名として周期性嘔吐症や自家中毒という名称も使われます。診断は特定の検査だけでは難しく、長さのある発作を繰り返す経過と他の病気でないことを総合して考えます。小児科領域では頻度が報告されていますが、成人では不明です。
主な症状
吐き気や顔色不良などの前兆の後、数時間から数日間続く激しい嘔吐がみられます。吐血や胆汁が混じることもあり、吐いた後にも吐き気が続くことがあります。胃のむかつきや食欲不振、腹痛などの消化管症状のほか、発汗や低体温、下痢、頭痛といった自律神経症状がみられることもあります。発作は一度治まっても間隔をあけて再発することが特徴です。発作の間隔は数日から数か月と個人差があります。
検査と診断
診断
アセトン血性嘔吐症を特異的に診断できる検査はありません。長期間にわたり嘔吐が繰り返され、他の症状がなく、ほかの病気の可能性を除外できる場合に診断を考えます。尿や血液検査でケトン体が検出されることがありますが、これはこの病気以外でもみられることがあります。進行すると低血糖や脱水がみられることがあります。
治療
治療
治療は3つの場面に分けて考えます。前兆の段階での治療、嘔吐発作中の治療、症状がない時の予防的な治療です。前兆段階では吐き気や頭痛、腹痛を和らげる薬が使われることがあり、糖分を補給することが有効な場合もあります。嘔吐発作が始まると経口摂取が難しくなることがあるため、少量ずつの経口補液や必要に応じて点滴による水分補給が行われます。発作が落ち着いた後には、予防のための薬が検討されることもあります。発作のきっかけを避ける生活スタイルの工夫も役立つことがあります。
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出典
参考: Medical Note(出典の事実をもとに medimichi が患者向けに再構成)
この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。