病気の解説
ポンペ病
別名:糖原病II型、酸性マルターゼ欠損症
受診の目安
ポンペ病では、このタイプは急激に重症化し、心不全や呼吸障害を引き起こすことがあります。こうした症状が続く・繰り返す・だんだん強くなるときや、不安があるときは、内分泌・代謝内科を受診してください。市販薬などで改善しないときも相談の目安です。
基本
概要
ポンペ病は、グリコーゲンという糖を分解する酵素の働きが低下することで、骨格筋や肝臓、心臓にグリコーゲンが蓄積する病気です。この病気はライソゾーム病に分類され、遺伝性であるため、発症時期や症状には個人差があります。一般的には、乳児型、小児型、成人型の3つのタイプに分けられ、発症が早いほど重症化しやすい傾向があります。近年では、酵素を補充する治療法が確立され、救命できるケースも増えています。
主な症状
ポンペ病の症状は発症時期によって異なり、乳児型、小児型、成人型の3つに分けられます。乳児型は生後2か月頃から症状が現れ、筋力の低下や運動発達の遅れが見られます。このタイプは急激に重症化し、心不全や呼吸障害を引き起こすことがあります。小児型は生後6か月頃から筋力低下が見られ、進行は緩やかですが、最終的には呼吸に必要な筋肉に影響を及ぼすことがあります。成人型は10歳以降に筋力低下が現れ、通常は命に関わる症状は少ないです。
原因
ポンペ病は、酸性α-グルコシダーゼという酵素の働きが生まれつき悪いか、または産生されないことが原因で起こります。この酵素はライソゾームという細胞内の小器官に存在し、グリコーゲンの分解を行いますが、その機能が低下すると、骨格筋や肝臓、心臓にグリコーゲンが蓄積し、ダメージを与えることになります。この酵素の機能低下はGAA遺伝子の変異によって引き起こされ、常染色体劣性遺伝の形式で遺伝します。
検査と診断
検査
ポンペ病では、筋肉や肝臓、心臓にダメージが生じるため、血液検査でクレアチンキナーゼ(CK)やAST、ALTの値が上昇します。また、症状に応じて画像検査も行われ、心不全の症状がある場合は心臓超音波検査、肝機能が低下している場合はCT検査が行われることがあります。
治療
治療
ポンペ病の治療法は、根本的に病気を治す方法は現在のところありませんが、症状の進行を抑えることが目的です。酵素補充療法として、酸性α-グルコシダーゼと同じ作用を持つ薬を2週間に一度投与します。この治療は、発症前または発症直後から始めることが望ましいとされています。また、筋力や呼吸機能を維持するためのリハビリテーションや、心不全に対する薬物療法も行われます。
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出典
参考: Medical Note(出典の事実をもとに medimichi が患者向けに再構成)
この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。