病気の解説
ワキガ
受診の目安
ワキガでは、精神的に不安定になったり、対人関係に影響が出ることもあります。こうした症状が続く・繰り返す・だんだん強くなるときや、不安があるときは、皮膚科を受診してください。市販薬などで改善しないときも相談の目安です。
基本
概要
ワキガとは、腋の下から独特な悪臭がする病気です。腋の下には皮脂を含む汗を分泌するアポクリン腺が多く存在し、その皮脂が細菌に分解されると臭いが生じると考えられています。日本人のおおよそ10%がワキガとされ、思春期以降に発症することが多いです。生活習慣の改善や適切な薬物療法で改善することがありますが、重症の場合はアポクリン腺を取り除く治療が行われることがあります。
主な症状
ワキガは汗をかいたときに腋の下から不快な臭いが放たれるのが特徴です。臭い以外の症状はなく、セルフケア用品だけでは臭いを完全に防ぐのが難しいとされています。精神的に不安定になったり、対人関係に影響が出ることもあります。
検査と診断
診断
診断は血液検査や画像検査などの異常を伴わず、主に診察時の訴えや問診を基に判断します。他者には臭いを感じなくても本人が強く気にしている場合があるため、腋の下にガーゼを挟んで臭いの程度を評価する“ガーゼ判定”が行われることがあります。
治療
治療
治療は、症状の程度や本人の希望に合わせて行われます。生活指導として汗をこまめに拭く、洗浄するなどの習慣を整えるほか、薬物療法として塩化アルミニウムローションや抗菌薬入りの軟膏が用いられることがあります。十分な効果がない場合にはボツリヌス毒素を腋の下へ注射する治療を行う施設もあります。
手術・処置
薬物療法が効かない場合には、アポクリン腺を取り除く手術や特殊な機器で腺を破壊する治療が行われることがあります。保険適用の有無や費用は治療法ごとに異なり、手術の傷あとや機器の特性には個人差があります。
経過と生活
予防
遺伝的にアポクリン腺の大きさや数が影響するため完全に発症を防ぐことは難しい場合があります。匂いを抑える工夫として、汗を拭く・制汗剤を使う・入浴時に腋の下を丁寧に洗う・腋の下を剃毛するなど清潔に保つことが役立つとされています。
皮膚科で扱うほかの病気
出典
参考: Medical Note(出典の事実をもとに medimichi が患者向けに再構成)
この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。