病気の解説

上咽頭がん

別名:上咽頭癌

まず相談する診療科耳鼻咽喉科がん治療科(腫瘍内科・外科)
この解説の項目6項目

受診の目安

上咽頭がんでは、首のリンパ節の腫れがしばしば最初のサインです。症状が強い・急に悪化する・なかなか治らないときは、早めに耳鼻咽喉科を受診してください。気になるときは放置せず相談してください。

基本

概要

上咽頭がんは、首のリンパ節が腫れて目立つことが多く、鼻や耳管の閉塞から耳の違和感や難聴を初発として感じることがあります。顔の腫れや鼻汁に血液が混じること、鼻出血、リンパ節の腫れなどがあらわれ、場合によっては顔の一部や片目が麻痺することもあるとされています。

主な症状

首のリンパ節の腫れがしばしば最初のサインです。鼻や耳管の閉塞による耳の詰まりや痛み、難聴が起こることがあります。鼻汁に膿や血が混じること、鼻出血、顔の腫れ、リンパ節の腫れが見られる場合もあります。場合によっては顔の一部や片目の麻痺が起こることがあります。

検査と診断

診断

診断では、まず上咽頭を内視鏡で観察します。腫瘍の組織を採って顕微鏡で調べる生検を行います。さらに頭蓋底のCT検査や頭部・上咽頭・頭蓋底のMRI検査でがんの広がりを調べます。PET検査も、がんの広がりや首のリンパ節を評価する目的でよく行われます。

治療

治療

治療は放射線療法と化学療法を中心に行います。腫瘍を手術で切除するのは難しく、再発時には再度放射線療法を行うことや、特殊な状況で手術を試みることがあります。その手術は難しく、頭蓋骨の底部を部分的に切除することがあり、鼻から内視鏡を使った方法が選ばれることもあります。多くの場合、手術は第一選択にはならず、放射線療法と化学療法が中心となります。

経過と生活

経過・予後

早く治療を始めると予後は大きく改善します。早期のがんではおおむね診断後5年以上生存している患者が多いとされています。一方でIV期と診断された場合の5年生存は50%未満とされます。

耳鼻咽喉科で扱うほかの病気

出典

参考: MSD Manuals 家庭版(日本語)(出典の事実をもとに medimichi が患者向けに再構成)

この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。