病気の解説
下垂体偶発腫瘍
受診の目安
下垂体偶発腫瘍は自覚症状が乏しく、血液検査や健康診断で気づかれることが多い病気です。検査の異常を指摘された・数値が気になるとき、体調の変化が続くときは、内分泌・代謝内科に相談してください。すでに治療中の方は自己判断で中断しないでください。
基本
概要
下垂体偶発腫瘍は、通常の画像検査を受けた際に偶然発見される下垂体の腫瘍を指します。下垂体は脳の底からぶら下がっている小さな器官で、ホルモンを分泌しています。この腫瘍は多くの場合、無症状であるため、他の理由で行った検査で見つかることが一般的です。
主な症状
下垂体偶発腫瘍は、腫瘍が無関係な理由で行われた画像検査で発見されることが多く、無症状であることが一般的です。しかし、大きな腫瘍が視神経を圧迫する場合、眼科での検査によって視力や視野に障害が見つかることがあります。また、ホルモンの分泌異常がある場合は、採血による検査でその異常が確認されることもあります。
原因
下垂体偶発腫瘍は、のう胞性病変と実質性病変に分けられます。のう胞性病変の大部分はラトケ嚢胞と呼ばれ、下垂体に袋状のものができて内部に液体がたまった良性のものです。一方、実質性病変の大部分は下垂体腫瘍(腺腫)で、これは下垂体の細胞が腫瘍化した良性の腫瘍です。
検査と診断
検査
下垂体偶発腫瘍が見つかった場合、再度下垂体を中心にMRIを行う必要があります。可能であれば造影剤を使用することで、診断の精度が向上します。また、ホルモンの分泌異常を調べるために採血を行い、腫瘍が視神経に接触している場合は眼科で視力や視野の検査も行います。
治療
治療
下垂体偶発腫瘍の治療は、腫瘍の種類や大きさ、視神経への影響の有無によって異なります。ホルモンが過剰に分泌されている場合は、そのホルモンの種類に応じた治療が必要です。腫瘍が小型で視神経から離れている場合は経過観察となることが一般的ですが、視神経に接触している場合は手術が勧められることがあります。
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出典
参考: 下垂体偶発腫瘍|一般の皆様へ|日本内分泌学会(出典の事実をもとに medimichi が患者向けに再構成)
この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。