病気の解説
下垂体性成長ホルモン分泌亢進症
受診の目安
下垂体性成長ホルモン分泌亢進症では、下垂体腫瘍が大きい場合には視力・視野障害や頭痛を起こすことがあります。症状が強くなる・日常生活に支障が出る・経過や治療に不安があるときは、内分泌・代謝内科に相談してください。通院中の方は自己判断で治療を中断しないでください。
基本
概要
下垂体性成長ホルモン分泌亢進症(先端巨大症)の診断では、まず血液検査で成長ホルモンとIGF-Ⅰ(ソマトメジンC)を測定します。必要に応じて、下垂体腫瘍の大きさや広がりをMRIやCTで確認します。成長ホルモンは一度の採血だけでは判断が難しいことがあるため、経口ブドウ糖負荷試験で成長ホルモンの抑制がどうなるかを見ることがあります。ほかの下垂体ホルモンの分泌に異常がないかも調べます。合併症として糖尿病・高血圧・脂質異常症・睡眠時無呼吸・心疾患・手根管症候群・関節障害・大腸ポリープ・大腸癌・甲状腺癌などについての検査も重要です。
主な症状
下垂体腫瘍が大きい場合には視力・視野障害や頭痛を起こすことがあります。成長ホルモンの異常により様々な症状がみられることがあります。
検査と診断
診断
診断には血液検査(成長ホルモン・IGF-Ⅰ)、画像検査(造影MRIまたはCT)、経口ブドウ糖負荷試験が含まれます。これらの検査を組み合わせて、下垂体腫瘍の有無・大きさ・広がりとホルモン分泌の状態を判断します。
治療
治療
治療については、腫瘍を完全に取り除く手術が可能であれば、成長ホルモンやIGF-Ⅰが正常化することがあり、治癒が期待されます。手術後にホルモンが正常化しない・腫瘍が残る場合には薬物療法や放射線療法が選択されることがあります。薬物療法は長期的な継続が必要となる場合があり、個々の状態に応じて医師と相談して決めます。腫瘍が完全に摘出され正常下垂体機能が保たれていれば薬物療法は不要とされることもあります。
経過と生活
経過・予後
腫瘍が完全に取り除かれ、ホルモンが正常化すれば合併症の軽快が期待される場合があります。腫瘍が残存しても薬物療法でホルモンを正常化できれば予後は改善する可能性があります。定期的な受診・検査は重要です。
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出典
参考: 下垂体性成長ホルモン分泌亢進症(指定難病77) – 難病情報センター(出典の事実をもとに medimichi が患者向けに再構成)
この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。