病気の解説

乳幼児突然死症候群

別名:シッズ

まず相談する診療科小児科
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受診・相談の目安

乳幼児突然死症候群(SIDS)は、前ぶれなく起こるため、症状を見つけて受診する病気ではありません。そのかわりに、次のようなときは早めに相談しておくと安心です。

  • 赤ちゃんの寝かせ方や寝具の選び方、寝る場所に迷うとき
  • 医師からうつぶせ寝を勧められていて、あおむけ寝との違いを確かめたいとき
  • 母乳育児がうまくいかず不安なとき
  • 家族のたばこをやめたいとき

相談先は小児科や産科、地域の保健センターなどです。授乳の不安は、授乳支援をしている病院や保健センターで相談できます(こども家庭庁)。赤ちゃんの体調の変化は、SIDSかどうかを家族が見分けることはできません。気になる様子があれば、ためらわず医療機関に相談してください。

基本

乳幼児突然死症候群とは

それまで元気で、とくに病気の前ぶれもなかった赤ちゃんが、眠っている間などに突然亡くなり、その原因がわからないものを乳幼児突然死症候群(SIDS)と呼びます(こども家庭庁)(MedlinePlus)。寝具による窒息などの事故とは区別されます(こども家庭庁)。日本では令和6年に55人の赤ちゃんがSIDSで亡くなっており、乳児期の死亡原因の第3位とされています(こども家庭庁)。

原因・リスクを高める要因

原因はまだわかっていません(MedlinePlus)(こども家庭庁)。ただし、発生しやすくなる要因はいくつか知られています。

  • 月齢:1歳未満に起こり、生後1〜4か月ごろに多いとされます(MedlinePlus)。
  • 寝かせる姿勢:あおむけでもうつぶせでも起こりますが、うつぶせに寝かせたほうが発生率が高いことが調査でわかっています(こども家庭庁)。
  • たばこの煙:妊娠中の喫煙だけでなく、生まれた後に周りの人が吸うたばこの煙もリスクを高めます(こども家庭庁)(MedlinePlus)。
  • その他:早く生まれた赤ちゃんや男の子で多いとされます(MedlinePlus)。

治療

寝る環境を整える

次の工夫は、SIDSのリスクを下げるとともに、睡眠中の窒息事故を防ぐことにもつながります。かかりつけ医などから個別の指示があれば、そちらを優先してください。

  • 硬めで平らな寝具を使い、敷き布団やマットレスにはぴったり合うシーツをかけます(こども家庭庁)(MedlinePlus)。
  • 寝床のまわりに、やわらかい物やぬいぐるみ、ゆるい寝具などを置かないようにします(こども家庭庁)(MedlinePlus)。
  • 暖めすぎに気をつけ、部屋は大人が快適に感じる程度の温度にします(MedlinePlus)。
  • 添い寝には危険があります。とくに眠くなる薬を飲んでいるとき、お酒を飲んだとき、早産や小さく生まれた赤ちゃんの場合は注意が必要です(こども家庭庁)。
  • 米国では、少なくとも生後6か月までは、親と同じ部屋で、赤ちゃん専用の寝床に寝かせることが勧められています(MedlinePlus)。

経過と生活

リスクを下げるためにできること

確実な予防法はありませんが、次のことを守ると発生率が低くなるというデータがあります(こども家庭庁)(MedlinePlus)。

  • 1歳になるまでは、あおむけに寝かせる:お昼寝のときも同じです。医学的な理由でうつぶせ寝を勧められている場合は別です。うつぶせで遊ばせるのは、起きていて大人が見ているときだけにします(こども家庭庁)(MedlinePlus)。
  • 無理のない範囲で母乳育児をする:母乳で育つ赤ちゃんは発生率が低いとされています。事情で母乳が難しい人も多いため、できる範囲で取り組めばよいとされています(こども家庭庁)(MedlinePlus)。
  • たばこをやめる:妊婦さん本人だけでなく、赤ちゃんに関わる大人みんなの禁煙が勧められます(こども家庭庁)(MedlinePlus)。

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出典

こども家庭庁「乳幼児突然死症候群(SIDS)について」 / MedlinePlus「Sudden Infant Death Syndrome」
内容の確認日:2026-10-13(次回確認予定 2027-04-13)。複数の公的情報源の事実をもとに medimichi が独自にまとめています。

この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。