病気の解説
兎眼
受診の目安
兎眼では、兎眼になると眼の表面が乾燥して痛みや違和感を感じることがあります。こうした症状が続く・繰り返す・だんだん強くなるときや、不安があるときは、眼科を受診してください。市販薬などで改善しないときも相談の目安です。
基本
概要
兎眼とは、まぶたをうまく閉じられず眼球の表面が露出した状態のことを指します。軽いものでは夜眠っている間だけ閉じにくい“夜間兎眼”のような状態から、常に閉じにくい重い状態まで程度はさまざまです。目が開いた状態で長く露出するとドライアイが起こりやすく、傷つきやすくなります。軽い場合は点状表層角膜症と呼ばれる可逆的な傷が生じやすく、長く続くと角膜の濁りや乱視などが生じることがあります。
主な症状
兎眼になると眼の表面が乾燥して痛みや違和感を感じることがあります。長期間続くと角膜の傷が persistし、角膜が濁ること(角膜混濁)も生じやすく、視力低下の原因になることがあります。
原因
兎眼の原因には、顔面神経麻痺による閉瞼機能の低下、まぶたのけが後の瘢痕拘縮、眼窩内の占拠性病変(甲状腺眼症や眼窩腫瘍など)に伴う眼球突出や眼瞼後退が挙げられます。
検査と診断
診断
兎眼が疑われる場合、まぶたがどの程度閉じられるかを診察で確認します。原因に応じた治療が必要になるため、頭蓋内や眼窩の様子を詳しく見るためのCTやMRIなどの画像検査が検討されます。
治療
治療
兎眼の原因が分かれば原因に対する治療を行います。例として、顔面神経麻痺による場合には薬物療法としてステロイドが検討され、眼窩の占拠性病変がある場合には摘出治療が検討されることがあります。
使われる薬
兎眼そのものの治療としては、軽症から中等症では薬物療法が行われることが多く、軽症では防腐剤の入っていない人工涙液を点眼して目の乾燥を防ぎます。中等度では抗菌薬を含む眼軟膏を塗布して保護します。
手術・処置
重症の場合には眼球を守るための医療用ソフトコンタクトレンズを使用することがあります。また、必要に応じて、一時的または永久的にまぶたの一部を縫い合わせて閉瞼しやすくする治療が行われることもあります。
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出典
参考: Medical Note(出典の事実をもとに medimichi が患者向けに再構成)
この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。