病気の解説
口囲皮膚炎
受診の目安
口のまわりに赤いぶつぶつや赤みが出て、続いたりくり返したりするときは、皮膚科を受診してください。顔に塗り薬(特にステロイドの外用薬)を使っていて口のまわりにぶつぶつが出てきたときも、医師や薬剤師に相談しましょう。
- 受診の際は、顔に使っている塗り薬を伝えてください。
- ステロイドの塗り薬をやめると一時的に赤みや腫れが強くなることがあるため、使用中の薬は自己判断で急にやめず、医師に相談してください。
症状だけでこの病気かどうかを判断することはできません。気になる症状があれば医療機関で診察を受けてください。
出典:北海道大学皮膚科 公開資料(酒皶様皮膚炎・口囲皮膚炎)、岡山大学病院薬剤部「薬の窓口」No.187 ステロイド外用剤
基本
概要
口囲皮膚炎は、口のまわりの皮膚に発疹が出る状態です。診察で他の皮膚炎と区別され、脂漏性皮膚炎や接触皮膚炎の可能性も否定します。酒さとの鑑別では、口の周囲に発疹が出る点や他の酒さの症状の有無を見ます。黒色のニキビ様のブツブツや白色のニキビは特徴として現れないことが多いです。
主な症状
口囲皮膚炎では口のまわりの皮膚に発疹がみられます。診断の際には、他の種類の皮膚炎を否定します。
治療
治療
治療では、フッ素入り歯磨き剤やコルチコステロイドの外用薬の使用を避けます。抗菌薬のクリームやゲル、テトラサイクリン系の経口抗菌薬が用いられ、発疹がなくなれば抗菌薬の使用をやめます。重症の場合にはにきび薬のイソトレチノインが役立つことがあります。2歳以上ではピメクロリムスのクリームを使えることがあります。病状を悪化させる可能性のある油性の化粧品(特に保湿剤)は避けます。
使われる薬
抗菌薬のクリームまたはゲル、テトラサイクリン系の経口抗菌薬が用いられます。重症例ではイソトレチノインが使われることがあります。2歳以上でピメクロリムスのクリームを使用できる場合があります。
皮膚科で扱うほかの病気
出典
参考: MSD Manuals 家庭版(日本語)(出典の事実をもとに medimichi が患者向けに再構成)
受診の目安の出典:北海道大学皮膚科 公開資料(酒皶様皮膚炎・口囲皮膚炎) / 岡山大学病院薬剤部「薬の窓口」No.187 ステロイド外用剤(2026-10-13 確認)
この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。