病気の解説
周期性嘔吐症
別名:周期性嘔吐症候群
受診の目安
周期性嘔吐症では、発作時には嘔吐がピークで1時間あたり6回程度に及ぶことがあるとされ、胆汁性嘔吐が多く、血性嘔吐をみることもあると述べられています。症状が強くなる・日常生活に支障が出る・経過や治療に不安があるときは、内分泌・代謝内科に相談してください。通院中の方は自己判断で治療を中断しないでください。
基本
概要
周期性嘔吐症候群(CVS)は、数日間の嘔吐発作を周期的に繰り返す病気です。間欠期は正常とされ、数年の経過で自然治癒することがあると説明されています。子どもでは発症年齢の中央値が約4.8歳、成人では中央値が約35歳とされ、発症年齢や性別割合は年齢によって異なる報告があります。全人種でみられ、白人での頻度の報告もあります。
主な症状
発作時には嘔吐がピークで1時間あたり6回程度に及ぶことがあるとされ、胆汁性嘔吐が多く、血性嘔吐をみることもあると述べられています。全身症状として嗜眠・蒼白・発熱・流涎が、消化器症状として吐き気・腹痛・食欲不振・嘔気・下痢が、神経学的症状として頭痛・羞明・聴覚過敏・めまいが認められることがあります。発作を引き起こす誘因として精神的ストレス、感染、疲労、食事性、月経などが挙げられ、複数の引き金が特定される場合があります。自然歴は数年単位で持続することがあり、片頭痛へ移行することも報告されています。合併症として二次性食道炎や脱出胃症が挙げられます。
原因
CVSの病因は明らかではありませんが、ミトコンドリアエネルギー産生の異常や脂肪酸代謝、内分泌異常、自律神経障害、消化管運動異常、心身症など、さまざまな要因が検討されています。また、片頭痛と関連する疾患として考えられることもあります。
検査と診断
診断
決定的な検査はなく、臨床経過と発作の特徴、および器質的疾患の否定をもとに診断されます。重症例では器質的疾患の鑑別のため、一般血液検査・血液ガス分析・乳酸・ピルビン酸・アンモニア・アミノ酸分析・尿中有機酸分析・頭部CT・MRI・上部消化管造影・脳波検査などが行われることがあります。
治療
治療
嘔吐発作時の治療と発作の予防に分けて考えられ、CVSには標準的な治療法が確立されておらず、輸液や吐き気止め以外は保険適用外となる治療も試されています。
経過と生活
経過・予後
軽症のケースでは発症後数年で自然軽快することが多いと説明されます。一方、重症例では成人期まで症状が残る場合や、片頭痛へ移行するケースもあり得るとされ、長期の経過観察が必要になる可能性があると述べられています。
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出典
参考: 小児慢性特定疾病情報センター(出典の事実をもとに medimichi が患者向けに再構成)
この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。