病気の解説
咳喘息
受診の目安
咳喘息では、発熱や喉の痛みが治まっても、かぜの後などに長く咳が続くのが特徴です。症状が強くなる・日常生活に支障が出る・経過や治療に不安があるときは、呼吸器内科に相談してください。通院中の方は自己判断で治療を中断しないでください。
基本
概要
咳喘息は、かぜなどをきっかけに気管の粘膜が過敏になり、長く咳が続く状態です。呼吸困難や喘鳴(ゼーゼー音)は起こりにくいのが特徴で、咳止めでは効果が得られにくいことがあります。長引く咳が続くと、治りにくくなることや気管支喘息へ移行する可能性があると考えられています。治療には気管の炎症を抑える薬(ステロイド)や気管を広げる薬(気管支拡張薬)などが用いられ、アレルギーが関与している場合には抗ヒスタミン薬などが使われることもあります。
主な症状
発熱や喉の痛みが治まっても、かぜの後などに長く咳が続くのが特徴です。咳は乾いた咳で、夜間や早朝に悪化しやすいことがあります。気管支喘息のような呼吸困難や喘鳴は通常は伴いませんが、個人差があります。咳は乾燥・気温差・運動・たばこの煙・飲酒・緊張・会話などの刺激で続くことがあります。長引く咳のまま放置すると、気管支喘息へ移行することもあるとされます。
原因
咳喘息は、風邪などをきっかけに気管の粘膜が過敏になることによって発症します。慢性的な炎症で気管が狭くなる気管支喘息とは異なり、呼吸困難感は必ずしも起こりません。乾燥・気温差・運動・たばこの煙・飲酒・緊張・会話などがきっかけとなって咳が続くことがあります。近年、発症が増えているとされ、アレルギーが関与する場合もあると報告されています。
病態
咳喘息では気管の粘膜の過敏さが続く状態で、いわゆる炎症が関与しています。重症な場合には呼吸機能に影響が出ることもあると説明されていますが、通常は呼吸機能は正常なことが多いとされています。
検査と診断
診断
胸部X線検査や胸部CTなどの画像検査で肺に異常陰影は多く見られませんが、結核など他の病気を排除するために検査を行うことがあります。呼吸機能検査では、通常は正常ですが、重症の場合には気道の空気の出入りが少なくなることがあります。呼吸機能検査は気管支喘息や COPD などとの鑑別にも使われます。
治療
治療
咳喘息の基本的な治療には、気管の炎症を抑える吸入薬(ステロイド)と気管を広げる薬(気管支拡張薬)が含まれます。アレルギーの関与が疑われる場合には抗ヒスタミン薬が使われることがあり、重症例ではステロイドの飲み薬が用いられることもあります。一般的な風邪薬や咳止めは効果が十分でないことが多い点に注意します。
経過と生活
予防
咳喘息を予防するには、かぜなどを引かないようにする感染対策(手洗い・消毒など)が重要です。咳喘息を発症した場合は適切な治療を受け、咳の誘因となる刺激を避けるようにします。
経過・予後
長引く咳が続く場合には専門医へ相談することが推奨されます。適切な治療を受けないと治りにくくなる可能性があると考えられています。
呼吸器内科で扱うほかの病気
出典
参考: Medical Note(出典の事実をもとに medimichi が患者向けに再構成)
この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。