病気の解説
声帯ポリープ・声帯結節
受診の目安
声帯ポリープ・声帯結節では、これらの病変はいずれも嗄声や声の変化をゆっくりと生じさせることが多く、必要に応じて気息声を伴うことがあります。症状が強くなる・日常生活に支障が出る・経過や治療に不安があるときは、耳鼻咽喉科に相談してください。通院中の方は自己判断で治療を中断しないでください。
基本
概要
声帯ポリープ、声帯結節、声帯肉芽腫は、声帯の増殖性病変として説明されます。慢性的な声がれや息が漏れるようなかすれ声が現れることがあり、発生は数日から数週間かけて進行することがあります。
主な症状
これらの病変はいずれも嗄声や声の変化をゆっくりと生じさせることが多く、必要に応じて気息声を伴うことがあります。声帯乳頭腫は早期には嗄声のほか啼泣の減少などがみられ、進行すると気道の問題が生じることがあります。
原因
声帯ポリープは急性外傷や慢性刺激、喫煙、逆流などが関与することがあります。声帯結節は主に声帯の慢性外傷が原因とされます。声帯肉芽腫は挿管時の外傷や逆流性疾患が関与することがあります。声帯乳頭腫はヒトパピローマウイルスの関与が示唆されています。
検査と診断
診断
診断は鏡または内視鏡で声帯を観察し、必要に応じて組織を採取して生検を行うことがあります。がんを除外するために喉頭顕微鏡下で病変を確認することもあります。
治療
治療
声帯結節や声帯肉芽腫は声を休めることや音声療法などの支持療法が有効な場合があります。ポリープは多くの場合手術が検討され、術後には言語リハビリテーションを行うことがあります。肉芽腫で退縮しない場合は外科的切除が選択されることがあります。声帯乳頭腫は手術またはレーザー治療が行われ、重症例には抗ウイルス薬が投与されることがあります。ヒトパピローマウイルスワクチン接種は予防の要素とされます。
経過と生活
予防
原因となる声の乱用の是正や刺激物の除去、逆流の治療などが再発予防につながるとされています。言語療法士による音声治療は、過度の発声を避ける訓練に役立ちます。
経過・予後
結節や肉芽腫は治療で改善することが多く、ポリープは手術後の再発防止のための対策が必要です。乳頭腫は治療後も定期的な経過観察が行われることがあります。
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出典
参考: MSD Manuals 家庭版(日本語)(出典の事実をもとに medimichi が患者向けに再構成)
この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。