病気の解説

多発性軟骨性外骨腫症

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受診の目安

多発性軟骨性外骨腫症では、関節近くにできる皮下腫瘤です。症状が強くなる・日常生活に支障が出る・経過や治療に不安があるときは、整形外科に相談してください。通院中の方は自己判断で治療を中断しないでください。

基本

概要

多発性軟骨性外骨腫症は、良性の腫瘍である外骨腫が全身の骨に多発する疾患です。この病気は、成長とともに腫瘍が大きくなり、皮膚の下に腫瘤として現れることが多いです。特に膝の周りにある大腿骨や脛骨に多く見られ、左右対称に出現することが一般的です。外骨腫は関節の近くにできるため、関節の動きに影響を与えたり、骨の成長に障害をもたらすことがあります。重症の場合、上肢や下肢の機能に影響が出ることもあります。

主な症状

多発性軟骨性外骨腫症の主な症状は、関節近くにできる皮下腫瘤です。これらの腫瘤は新生児期から存在することがありますが、多くは幼児期以降に発症し、12歳までにほとんどの患者が診断されます。腫瘤が成長することで、関節の可動域が制限されることがあり、骨の成長に影響を与えることで骨の長さが不均一になったり、変形が生じることもあります。特に膝関節が最も影響を受けやすい部位です。

原因

多発性軟骨性外骨腫症は、常染色体優性の遺伝形式を持つ疾患です。具体的には、EXT1、EXT2、EXT3という遺伝子の異常が関与しています。これらの遺伝子は、軟骨の発達に重要な役割を果たしており、変異があると軟骨の形成に異常が生じると考えられています。また、患者の約10%は新たな突然変異によるものとされています。

検査と診断

検査

多発性軟骨性外骨腫症の診断には、X線検査が重要です。特に膝関節近くに腫瘍ができることが多いため、膝のX線撮影が有用です。X線では、長管骨の骨幹端部から連続する骨性隆起が見られ、腫瘍の先端が骨幹方向に向いていることが多いです。また、腫瘍の表面は成長軟骨板と似た構造を持つ軟骨帽で覆われています。

治療

治療

多発性軟骨性外骨腫症に対する本質的な治療法はありませんが、症状に応じた外科的治療が行われることがあります。腫瘤が軽度の場合は経過観察が選ばれることもありますが、外骨腫切除術が基本的な治療法です。特に前腕や下腿骨の外骨腫は治療の必要性が高いとされています。成長期には、骨の長さの不均衡やアライメント異常を改善するために手術が行われることもあります。

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出典

参考: 多発性軟骨性外骨腫症 概要 - 小児慢性特定疾病情報センター(出典の事実をもとに medimichi が患者向けに再構成)

この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。