病気の解説

急性腹症

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緊急性の高い症状

次のようなときは、すぐに119番通報してください。

  • 突然の激しい腹痛、激しい腹痛が続く
  • 血を吐く、便に血が混じる・真っ黒い便が出る
  • 痛む場所が移動する、胸・首・肩の痛みも伴う
  • おなかが板のように硬く、触ると強く痛む
  • 便もガスも出ず、吐いている
  • 顔色が明らかに悪い、冷や汗を伴う強い吐き気、意識がおかしい
  • 子どもが激しいおなかの痛みで苦しがる、吐くのが止まらない

出典:総務省消防庁、MedlinePlus(米国国立医学図書館)

当てはまるときは、ためらわず 119 または救急外来へ。

受診の目安

急性腹症は、急に起こる激しい腹痛をまとめた呼び名で、原因には緊急の手術や処置が必要な病気も含まれます。

  • 急に始まった強い腹痛があるときは、我慢せずにその日のうちに医療機関(救急外来、消化器内科・外科など)を受診してください。
  • いつから・どこが・どのように痛むか、吐き気や便の変化があるかを伝えられるようにしておくと診断の助けになります。
  • 119番を呼ぶべきか迷うときは、救急安心センター(#7119)、子どもの場合は子ども医療電話相談(#8000)に相談できます。

腹痛の原因はさまざまで、症状だけで病名は判断できません。自己判断で胃炎や腸炎と決めつけないでください。

出典:総務省消防庁、MedlinePlus(米国国立医学図書館)

基本

概要

急性腹症とは、急激に発症した激しい腹痛を指す総称です。腹痛以外の症状も様々で、原因となる病気は表1に挙げられているように多岐にわたります。現在は画像診断の進歩により原因が特定されることが多くなっていますが、同じ診断名でも緊急手術や処置が必要な場合と必要でない場合があります。

主な症状

急激に発症した激しい腹痛を主症状とします。痛みの部位や性状は病気によって異なることがあります。腹痛以外の症状も様々です。急な痛みを我慢せず、いつからどのくらい続いているかを説明できるようにしておくことが大切です。自己判断で「これは胃炎」「腸炎」と決めつけないよう注意してください。

検査と診断

診断

救急外来ではまず緊急性の判断をします。判断の材料として、腹痛の発症状況・性状の聴取、身体診察、血液・尿検査、レントゲン検査、必要に応じて腹部超音波検査を行います。これらで炎症の有無や腹膜炎の程度を評価します。緊急性が高いと判断された場合は、さらに精密検査を行います。救急外来でよく行われる精密検査には腹部CT検査(造影剤使用が多い)、必要に応じて胃・十二指腸内視鏡検査が含まれます。近年は腹部造影CTの精度が高く、診断確定に重要です。

治療

治療

緊急性が高くないと判断された場合は、救急科外来で輸液や薬剤による治療を行い経過をみます。治療が奏効すれば薬の処方を受けて帰宅することがあります。緊急性が高く、精密検査の結果で診断が確定した場合は、病気や重症度に応じた治療が必要になります。治療内容の詳しい内容は他科の解説を参照してください。

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出典

参考: KOMPAS 慶應義塾大学病院(出典の事実をもとに medimichi が患者向けに再構成)
受診の目安の出典:総務省消防庁:救急車利用マニュアル / MedlinePlus: Abdominal Pain(2026-10-13 確認)

この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。