病気の解説

手掌多汗症

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受診の目安

手掌多汗症は、手のひらに左右とも多量の汗をかく状態です。病気として知られていないため、本人が病気と気づかず悩んでいることも少なくありません。

  • 汗のために物を持つ・書く・人と接するなど日常生活や仕事に困っているときは、皮膚科に相談してください。外用薬など、いくつかの治療法があります。
  • 手のひらだけでなく全身の汗が増えた、急に汗が多くなったなどの場合は、感染症・甲状腺などのホルモンの病気・神経の病気・低血糖など、ほかの病気が原因のこともあるため、医療機関(内科など)で相談してください。

症状だけで病名を判断することはできません。自己判断せず、医師の診察を受けてください。

出典:日本皮膚科学会 皮膚科Q&A:汗の病気―多汗症と無汗症―、日本皮膚科学会 皮膚科Q&A:多汗症とはどんな病気ですか、MedlinePlus: Sweat

基本

概要

手のひらを中心に大量の汗をかく状態を「手掌多汗症」といいます。出典には、発汗の原因としてさまざまな病気や薬の影響、感情や暑さ、妊娠・更年期などの状態が挙げられています。

主な症状

手のひらに大量の汗をかくことがあり、時には汗の増加とともに皮膚が湿り、匂いを伴うこともあります。汗が続く状態が不安を生むこともありますが、出典には症状の詳細として臭汗症や皮膚の影響も記されています。

検査と診断

診断

診断は医師の問診と身体検査をもとに行われます。場合によっては汗を可視化する物質を皮膚に塗ることや、血液検査・ホルモンの検査など他の病気を探る検査を行うことがあります。

治療

治療

治療には、皮膚に塩化アルミニウム溶液を塗る方法や抗コリン薬の内服・外用、経口薬としてのクロニジン、A型ボツリヌス毒素の注射、医療機器、手術などが挙げられています。ときに体臭(臭汗症)を伴う場合があり、洗浄などの日常的な対策のほか、臭汗症の治療が検討されます。

使われる薬

抗コリン薬としてグリコピロニウムとオキシブチニンが挙げられます。これらは経口投与が可能で、患部の汗を減らすために他の薬を先に服用するよう指示されることがあります。抗コリン作用として、目のかすみ、口が乾く、排尿困難などが起こり得ます。グリコピロニウムトシル酸塩はわきの下の汗を軽減する目的で使われ、皮膚に塗る用法もあります。ソフピロニウム臭化物、グリコピロニウム臭化物、オキシブチニンはゲル剤などとして皮膚に塗ることがあります。

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出典

参考: MSD Manuals 家庭版(日本語)(出典の事実をもとに medimichi が患者向けに再構成)
受診の目安の出典:日本皮膚科学会 皮膚科Q&A:汗の病気―多汗症と無汗症― / 日本皮膚科学会 皮膚科Q&A:多汗症とはどんな病気ですか / MedlinePlus: Sweat(2026-10-13 確認)

この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。