病気の解説
歯周炎
受診の目安
歯周炎では、歯ぐきの腫れや出血、歯ぐきの赤み、口臭などが初期のサインとして現れることがあります。こうした症状が続く・繰り返す・だんだん強くなるときや、不安があるときは、歯科・口腔外科を受診してください。市販薬などで改善しないときも相談の目安です。
基本
概要
歯ぐきの病気である歯周炎は、長い時間をかけて歯と歯ぐきの間にたまる歯垢や歯石がきっかけで、歯ぐきの腫れや出血などの炎症から進行します。炎症が続くと歯を支える組織や骨が傷つき、歯がぐらつくことや歯ぐきの退縮につながることがあります。歯の喪失は40代から始まることが多いとされています。
主な症状
歯ぐきの腫れや出血、歯ぐきの赤み、口臭などが初期のサインとして現れることがあります。骨が失われると歯がぐらつき、噛むと痛みを感じることがあり、前歯が外側へ傾くこともあります。感染により歯周ポケットに膿がたまる場合や、歯が動くほどのぐらつきがある場合には痛みが出にくいこともあります。
検査と診断
診断
診断には歯科医師の観察と、歯ぐきにできた歯周ポケットの深さを測る検査が行われます。骨の状態を調べるためにX線検査を使うこともあります。
治療
治療
治療には、危険因子の改善や専門的な口腔清掃、場合によっては手術や抜歯、抗菌薬の使用が含まれます。口腔の衛生状態を整えることが経過をよくする鍵ですが、歯周炎は歯肉炎と違い、専門家によるケアを繰り返す必要があります。歯科医師は歯石を除去するスケーリングや歯の根をきれいにするルートプレーニングを行い、歯周ポケットを6~7ミリ程度まで清掃できることがあります。ポケットが5ミリメートル以上の場合には手術が検討されることがあり、歯肉剥離掻爬術などを行うことがあります。必要に応じて欠けた骨の修復を目的とした処置や、歯ぐきの組織の整復が行われることもあります。
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出典
参考: MSD Manuals 家庭版(日本語)(出典の事実をもとに medimichi が患者向けに再構成)
この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。