病気の解説
水銀中毒
緊急性の高い症状
誤って口にした・吸い込んだ・皮膚や目に付いたときは、量にかかわらず受診してください。意識がもうろうとする・呼吸が苦しい・けいれん・嘔吐が続くときは、ただちに救急(119)を要請してください(中毒110番も利用できます)。
当てはまるときは、ためらわず 119 または救急外来へ。
受診の目安
水銀中毒では、無機水銀による症状には、腹痛や吐き気、下痢、腎機能障害による倦怠感などがあります。症状が強い・急に悪化する・なかなか治らないときは、早めに一般内科・総合診療科を受診してください。気になるときは放置せず相談してください。
基本
概要
水銀中毒とは、水銀が体の中に過剰に取り込まれる状態を指します。水銀は天然に存在する液体金属で、気圧の測定や体温計、ランプや電池などにも使われます。有名な公害病として水俣病があり、汚染された魚介類を食べることで発症することがあります。水銀には無機水銀と有機水銀(メチル水銀)があり、それぞれ中毒の仕組みや症状が異なります。水銀中毒の特徴として、無機水銀は腎臓や消化管に影響を及ぼし、有機水銀は中枢神経系に影響を及ぼすと説明されています。
主な症状
無機水銀による症状には、腹痛や吐き気、下痢、腎機能障害による倦怠感などがあります。有機水銀による症状には、手足や顔のしびれやふるえ、視野異常、言葉が出にくいといった神経症状が現れます。妊娠中の中毒は胎児にも影響を及ぼすことがあります。
検査と診断
診断
診断には血液・尿・毛髪などを調べて水銀の値が高いかを確認します。有機水銀の場合は頭部の画像検査(CTやMRI)を行うこともあり、他の原因が見られないかを確認します。血液検査や尿検査で腎臓や肝臓の機能の様子も把握します。
治療
治療
急性の水銀中毒には解毒剤としてキレート剤を用いることがあります。キレート剤は水銀が体の重要な分子と結合できないようにし、体の外へと排出することを促します。慢性的な中毒には有効な治療法が確立していない場合が多いとされています。中毒が疑われる場合には、水銀が体内に入る機会を減らす工夫をすることが重要です。
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出典
参考: Medical Note(出典の事実をもとに medimichi が患者向けに再構成)
この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。