病気の解説
特発性頭蓋内圧亢進症
受診の目安
特発性頭蓋内圧亢進症では、多くは、日常的に現れる両側の頭痛が特徴です。症状が強くなる・日常生活に支障が出る・経過や治療に不安があるときは、脳神経内科に相談してください。通院中の方は自己判断で治療を中断しないでください。
基本
概要
特発性頭蓋内圧亢進症は、頭蓋骨の内部で頭蓋内圧が高くなる状態です。原因は分かっていません。髄液の排出経路の狭窄や他の病気による影響ではなく、特発的とされることが多い病気です。小児では特定の薬の使用後に起こることもあります。
主な症状
多くは、日常的に現れる両側の頭痛が特徴です。頭痛に吐き気や視界のふさがり、視力のかすみ、複視が伴うことがあります。頭蓋内圧が高くなると視神経が腫れることがあり、検眼鏡で乳頭浮腫が見られることがあります。視力は周辺視野の欠損から始まり、進行すると視力低下が進む場合があります。症状の感じ方には個人差があり、まったく自覚がない人もいます。
検査と診断
診断
診断は、症状と身体検査の結果で疑われます。視野検査や検眼、磁気共鳴静脈造影検査で静脈洞の狭窄などを評価します。MRIで他の異常がないかを確認します。腰椎穿刺で髄液の圧力を測定し、成分を分析します。これらの検査により、特発性頭蓋内圧亢進症が疑われる場合には诊断に向かいます。
治療
治療
治療の目的は、頭蓋内圧を下げ、症状を和らげ、視力を守ることです。体重が多い場合は減量が推奨されることがあります。内服薬としてアセタゾラミドやトピラマートが用いられることがあります。場合によっては頭蓋内圧を下げる手術が検討されます。病気は治癒することもありますが、再発することもあります。
使われる薬
アセタゾラミドまたはトピラマートが頭蓋内圧を下げる目的で用いられることがあります。必要に応じて体重減少を促す治療が選択されることがあります。
手術・処置
視力を守るための手術として、視神経鞘開窓術やシャント術、ステント術などが挙げられます。これらは眼の周囲の圧力を下げるのを助けることがあります。
経過と生活
生活上の注意
過体重の人では、減量が頭蓋内圧を下げる可能性があるとされています。肥満外科手術による体重管理も選択肢の一つです。
特発性頭蓋内圧亢進症と関係する症状
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出典
参考: 特発性頭蓋内圧亢進症 - 09-脳-脊髄-末梢神経の病気 - MSDマニュアル家庭版(出典の事実をもとに medimichi が患者向けに再構成)
この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。