病気の解説

翼状片

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受診の目安

  • 白目の内側(鼻側)から、黒目に向かって三角形の膜のようなものが伸びてきたとき
  • 目がゴロゴロする、何か入っているような感じが続くとき(MSDマニュアル家庭版)
  • 見え方がぼやける、乱視が強くなったと感じるとき(日本眼科学会)
  • 一度手術を受けたあとに、同じ場所がまた盛り上がってきたとき(日本眼科学会)

相談先は眼科です。白目が盛り上がる・黒目に何かがかぶさって見える状態は、翼状片のほかにも、結膜弛緩症、角膜の潰瘍、やけどや薬品による目のけがの治りかけなど、似て見えるものがあります(日本眼科学会)。見た目だけで自分で判断せず、眼科で診てもらってください。

基本

翼状片とは

翼状片は、白目の表面をおおう膜(結膜)の下の組織が増えて、黒目(角膜)の上へ三角形に入り込んでくる病気です。多くは鼻側から始まります(日本眼科学会)。悪性のものではなく、良性の変化とされています(日本眼科学会)(MSDマニュアル家庭版)。小さいうちは気にならないことも多い一方、黒目の中心に近づくと見え方に影響することがあります(日本眼科学会)。

主な症状

  • 見た目の変化:白目から黒目にかけて、膜のような盛り上がりが見えます。見た目が気になって受診する人もいます(MSDマニュアル家庭版)。
  • 異物感:目に何か入っているような感じが出ることがあります。ただし、症状がまったくない人も多いとされます(MSDマニュアル家庭版)。
  • 見え方の低下:黒目の中心近くまで伸びると、角膜の形がゆがんで乱視が強まり、視力が落ちることがあります(日本眼科学会)(MSDマニュアル家庭版)。

原因・なりやすい要因

はっきりした原因はわかっていません(日本眼科学会)。屋外で働き日光を多く浴びる人に多いと報告されており(日本眼科学会)、長いあいだ日光を浴び続けることが関わると考えられています(MSDマニュアル家庭版)。また、目の乾きなどで黒目の表面が慢性的に傷つきやすい人にも起こるとされます(日本眼科学会)。

なお、やけどや薬品が目に入ったけが、角膜の潰瘍などが治る過程で、よく似た膜ができることがあり、「偽翼状片」と呼ばれます。治療は翼状片と同じとされています(日本眼科学会)。

治療

治療

  • 症状をやわらげる治療:ゴロゴロ感などには、人工涙液の点眼や、短い期間のステロイドの目薬・眼軟膏が使われることがあります(MSDマニュアル家庭版)。
  • 手術:黒目の中心に向かって伸びてきた場合は、切り取る手術が必要になります(日本眼科学会)。症状が続く、見え方に影響する、大きくなる・再発するといった場合にも手術が検討されます(MSDマニュアル家庭版)。手術はふつう外来で行われ、入院は通常いらないとされます(日本眼科学会)。
  • 再発を防ぐ工夫:切り取ったあとに、本人の健康な結膜の一部を移して当てる方法がとられることがあります(MSDマニュアル家庭版)。

翼状片は手術のあとに再発することが多いとされ、注意が必要です(日本眼科学会)。手術の時期や方法は、伸び方や見え方を見ながら眼科医と相談して決めます。

日常生活の注意・予防

治療中や手術後は、眼科から受けた指示を最優先にしてください。

  • 外に出るときに帽子をかぶり、紫外線をカットするめがねやサングラスを使うと、大きくなるのを遅らせられる可能性があるとされます(MSDマニュアル家庭版)。
  • 屋外で長く過ごす人に多いとされるため(日本眼科学会)、日差しの強い場所では目を守る工夫をしましょう。
  • 手術後も再発することがあるため(日本眼科学会)、決められた受診を続け、気になる変化があれば早めに相談しましょう。

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出典

日本眼科学会「目の病気 翼状片」 / MSDマニュアル家庭版「Pinguecula and Pterygium」
内容の確認日:2026-10-13(次回確認予定 2027-04-13)。複数の公的情報源の事実をもとに medimichi が独自にまとめています。

この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。