病気の解説

股関節炎

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受診の目安

股関節炎では、股関節周辺の痛みです。症状が強い・急に悪化する・なかなか治らないときは、早めに整形外科を受診してください。気になるときは放置せず相談してください。

基本

概要

股関節炎とは、外傷や感染、アレルギーなどが原因で股関節の中に炎症が起きる状態です。原因によって非感染性と感染性に分けられ、子どもに多く見られます。非感染性では単純性股関節炎が多く、5~7歳の男の子にみられ、太ももや膝の痛みがあり歩きづらくなることがあります。感染性の代表は化膿性股関節炎で、赤ちゃんや乳幼児に多く、関節内に膿がたまり発熱や下肢の痛み、股関節周囲の腫れが現れます。治療は抗菌薬などの薬物療法と、患部を切開したり関節鏡で膿を洗い流す外科的治療が基本です。発見が遅れると股関節が破壊される可能性があるため、早期の検査と診断が重要です。

主な症状

主な症状は股関節周辺の痛みです。歩行時の負荷で強い痛みが生じ、立つことや歩くことが難しくなることがあります。痛みは股関節だけでなく大腿前面や内側、膝まで広がることもあります。炎症が起きると関節内に液がたまり、曲げ伸ばしや脚を開いたり閉じたりする動作が制限されます。生まれて間もない赤ちゃんや乳幼児では痛みの部位を訴えにくいため、股関節の腫れや脚を動かさない様子がある場合には注意が必要です。化膿性股関節炎では痛みのほか発熱や悪寒、倦怠感などの全身症状も伴います。症状が進むと股関節の動く範囲が大きく制限され、骨へのダメージが生じることもあります。

検査と診断

診断

疑いがある場合にはX線・MRI・超音波などの画像検査で関節の状態を詳しくみます。特にMRIや超音波では関節内の液の量を詳しく観察できます。関節液を採取して培養検査を行い、原因となる病原体を特定することもあります。全身の炎症を調べるために血液検査を行う場合もあります。

治療

治療

単純性股関節炎は基本的に1週間程度安静にすることで自然と改善することが多いです。痛みが強い時には鎮痛薬などの薬物療法が行われることがあります。化膿性股関節炎の場合は原因菌の特定と抗菌薬による治療を早期に行い、外科的治療として患部を切開するか、関節鏡を使って膿を排出し関節内を洗浄します。進行すると骨にダメージが及び脱臼を引き起こすことがあり、その場合にはギプス固定が必要になることがあります。重症化して骨の一部が破壊されている場合には骨切り術や人工関節置換などが検討されることがあります。

経過と生活

予防

単純性股関節炎には確立した予防法が確かではありません。化膿性股関節炎は関節内へ病原体が入ることで起こるため、感染を防ぐことが予防に結びつきます。

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出典

参考: Medical Note(出典の事実をもとに medimichi が患者向けに再構成)

この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。