病気の解説

肺寄生虫症

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受診の目安

肺寄生虫症では、感染した寄生虫の種類によって症状は異なりますが、肺吸虫症ではせき・血痰・胸痛などが現れやすい。症状が強くなる・日常生活に支障が出る・経過や治療に不安があるときは、感染症内科に相談してください。通院中の方は自己判断で治療を中断しないでください。

基本

概要

肺寄生虫症は、寄生虫が肺に侵入して発症する疾患の総称です。肺吸虫症やイヌ糸状虫症、糞線虫症、エキノコックス症、トキソカラ症などが含まれます。多くは、食べ物の中に潜んでいる寄生虫の卵や幼虫を口から摂取して感染します。肺で成虫になるもののほか、幼虫の時期に肺を通過するものなど、感染経路や病変の現れ方にはさまざまな種類があります。

主な症状

感染した寄生虫の種類によって症状は異なりますが、肺吸虫症ではせき・血痰・胸痛などが現れやすいとされます。血液検査で好酸球の増加がみられることもあり、胸部X線写真では胸水や浸潤影などの異常陰影が見られる場合があります。イヌ糸状虫症では無症状のこともあり、胸部X線写真で腫瘤の陰影が認められることがあります。

原因

肺寄生虫症の原因は、感染している寄生虫の幼虫や卵が体内に入り、肺に病変を作ることです。肺吸虫症の幼虫はサワガニやモクズガニ、イノシシなどに寄生しており、これらを十分加熱せずに食べることで感染することがあります。ほかにも、寄生虫の卵が含まれる動物の糞や、それで汚染された土壌・野菜などから経口的に感染するものがあります。

検査と診断

診断

診断には、喀痰・便・気管支ファイバーで採取した検体や、手術で切除した組織内に虫卵や虫体を確認する方法があります。また、血液検査で寄生虫に対する抗体を検出することもあります。

経過と生活

予防

生活上の注意として、サワガニやモクズガニ、イノシシの肉などは十分に加熱して食べることが重要です。調理に使った包丁やまな板は寄生虫で汚染している可能性があるため、生野菜の調理などにはそのまま使わないようにします。

経過・予後

早期に診断され治療が奏効すれば、一般に予後は良好であるとされています。

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出典

参考: 日本呼吸器学会(出典の事実をもとに medimichi が患者向けに再構成)

この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。