病気の解説
膝蓋腱炎
受診の目安
膝蓋腱炎では、膝蓋骨の下の痛みを感じることが多く、押すと痛む(圧痛場合あり)、ジャンプやダッシュで痛みが強くなり、階段の昇降で痛むことがあります。こうした症状が続く・繰り返す・だんだん強くなるときや、不安があるときは、整形外科を受診してください。市販薬などで改善しないときも相談の目安です。
基本
概要
膝蓋腱炎は、膝のお皿(膝蓋骨)とすねの骨(脛骨)をつなぐ腱に繰り返し負荷がかかって炎症や小さな損傷が生じる状態です。ジャンプ動作の多いスポーツで起こりやすく、別名「ジャンパー膝」とも呼ばれます。痛みは膝の前面に出やすく、膝を曲げ伸ばしする動作で痛みが増すことがあります。
主な症状
膝蓋骨の下の痛みを感じることが多く、押すと痛む(圧痛場合あり)、ジャンプやダッシュで痛みが強くなり、階段の昇降で痛むことがあります。運動後に痛みが強くなることもあります。
原因
繰り返しのジャンプ・ダッシュ、急な練習量の増加、太ももの筋肉(大腿四頭筋)の硬さや柔軟性の不足、着地動作のくせ、膝への負担が大きい地面の状況などが原因として挙げられます。
検査と診断
検査
問診と触診、徒手検査で痛みの部位を確認します。レントゲン検査は骨の異常や他の疾患の鑑別に有用です。MRIは腱の損傷の程度を詳しく評価できますが、院内にはMRIは設置していません。必要時は近隣の医療機関へ紹介します。
治療
治療
治療では、痛みを和らげ、膝を休ませることを目指します。しばらく運動を控えたり、競技や練習の内容を見直したりし、あわせて理学療法(リハビリテーション)を行います。痛みに対しては非ステロイド性抗炎症薬が用いられ、膝へのテーピングの方法によっては腱への負担が軽くなる場合もあります。手術が必要になることはまれで、痛みが長引くときに検討されます(MSDマニュアル家庭版)。
経過と生活
予防
運動前後のストレッチ(医師の指示範囲内)、練習量の調整、膝にやさしい靴の選択、硬い地面での練習を避ける、痛みがある日は無理をしないことが予防のポイントとして挙げられています。
整形外科で扱うほかの病気
出典
参考: 膝蓋腱炎(ジャンパー膝)の原因・症状・治療|東陽町の整形外科が解説(出典の事実をもとに medimichi が患者向けに再構成)
この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。