病気の解説
血小板機能異常
受診の目安
血小板機能異常では、皮膚や粘膜の出血です。症状が強くなる・日常生活に支障が出る・経過や治療に不安があるときは、血液内科に相談してください。通院中の方は自己判断で治療を中断しないでください。
基本
概要
血小板機能異常は、血小板が十分にうまく働かない状態です。血小板は出血したときに止血する働きがあり、血小板の数には問題がなくても、機能の異常が原因で出血しやすくなります。先天性(生まれつき)と後天性(薬や他の病気が原因)のタイプがあります。主な症状は皮膚や粘膜からの出血で、歯茎からの出血や鼻血が見られます。なお、関節内出血は稀です。先天性の病気は子どもに遺伝することがあり、難治性の場合もあります。出血が増えたり治療に関する補助が必要になる場合、都道府県の制度で医療費の補助を受けられる可能性があります。
主な症状
主な症状は、皮膚や粘膜の出血です。歯茎からの出血や鼻血が起きやすく、血豆や足の点状出血が見られることがあります。胃や腸からの出血、尿に血が混じることもあります。初潮後の女性では生理の出血が増えることがあります。脳や内臓など見えない場所の出血は非常にまれですが、命に関わることもあります。深部出血はまれです。
検査と診断
診断
診断には血液検査と骨髄検査、遺伝子検査が含まれます。血液検査では血小板の数だけでなく、自己抗体の有無や血小板の異常がないかを調べます。骨髄検査では血小板を作る働きを骨髄で確認し、他の血液の病気がないかも調べます。遺伝子検査では血小板の粘着や凝集に関わる遺伝子を調べ、複数の遺伝子異常がある場合は重症度の違いがあるとされます。
治療
治療
後天性の原因が多いとされるため、原因となる病気や薬剤を取り除く、あるいは治療することが重要です。抗がん剤を含む化学療法や疑わしい薬剤の中止、肝臓や腎臓の機能を守る治療など、原因に応じた対応が選ばれます。先天性の場合は出血を予防・対処します。出血時には局所を圧迫し、止血が難しいときや外科的処置を行う場合には血小板の輸血を検討します。激しいスポーツを避けることや、アスピリンなど出血の副作用がある薬の使用には注意が必要です。
経過と生活
予防
出血を予防するための具体的な方法は、原因が分かればそれに対処することです。局所の出血を止める処置や、必要に応じた輸血、薬の使用に関する医師の指示を守ることが大切です。
経過・予後
血小板の機能が一定程度保たれている場合は、特に治療を行わず外来で定期的に採血を行い経過をみます。年齢・症状・出血の重症度や頻度により治療方法は異なります。適切に出血を予防できれば経過は良好と考えられます。
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出典
参考: 血小板機能異常について | メディカルノート(出典の事実をもとに medimichi が患者向けに再構成)
この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。