病気の解説
野兎病
別名:ツラレミア、大原病、野兎病菌
受診の目安
野兎病では、また、40℃に達する高熱や悪寒、大量の発汗、筋肉痛が起こることがあります。こうした症状が続く・繰り返す・だんだん強くなるときや、不安があるときは、感染症内科を受診してください。市販薬などで改善しないときも相談の目安です。
基本
概要
野兎病は、特定の細菌によって引き起こされる感染症です。この病気は、主にウサギやげっ歯類との接触や、ダニやメクラアブに刺されることで感染します。感染後、症状が現れるまでには通常2~4日かかりますが、最長で10日かかることもあります。
主な症状
野兎病の症状は多岐にわたります。潰瘍リンパ節型では、指や手に炎症を伴う潰瘍が現れ、急速に膿がたまります。また、40℃に達する高熱や悪寒、大量の発汗、筋肉痛が起こることがあります。全身のだるさや吐き気、嘔吐による体重減少も見られることがあります。発疹が現れることもあります。
検査と診断
診断
野兎病の診断には、血液や感染した体液のサンプルを用いた培養検査が行われます。ダニやメクラアブに刺されたり、ウサギやげっ歯類と接触した後に症状が現れた場合、医師はこの病気を疑います。検査室で細菌を特定するための検査が行われるほか、血液検査で抗体を調べることもあります。
治療
治療
野兎病の治療には、抗菌薬が使用されます。ストレプトマイシンやゲンタマイシンを7~10日間注射することが一般的です。髄膜炎の症状がある場合は、他の抗菌薬も併用されることがあります。大きな膿瘍がある場合は、手術で膿を排出することが必要になることもあります。
経過と生活
予防
野兎病を予防するためには、感染が多い地域に行く際にいくつかの対策を講じることが重要です。防虫剤を使用したり、ダニが付着しないように注意したりすることが推奨されます。また、ウサギやげっ歯類を扱う際には防護服を着用し、食べる際には十分に加熱調理することが大切です。
経過・予後
適切な治療を受けることで、ほとんどの人が回復します。しかし、治療を受けない場合、潰瘍リンパ節型の患者の約6%が死亡することがあります。未治療の他の型では、死亡率が高くなることがあります。再発はまれですが、治療が不十分だと起こることがあります。
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出典
参考: MSD Manuals 家庭版(日本語)(出典の事実をもとに medimichi が患者向けに再構成)
この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。