病気の解説
陰茎硬化症
受診の目安
陰茎硬化症では、勃起時の痛みや陰茎が曲がってしまうことです。症状が強くなる・日常生活に支障が出る・経過や治療に不安があるときは、泌尿器科に相談してください。通院中の方は自己判断で治療を中断しないでください。
基本
概要
陰茎硬化症は、陰茎の一部にしこりができ勃起時の痛みや陰茎の曲がり、勃起の難しさなどを生じる病気です。日本での具体的な発生頻度は分かっていませんが、欧米では男性100人に7〜8人程度とされ、年齢とともに発生頻度が高くなると考えられています。しこりは陰茎海綿体の部分に生じ、痛みや性行為への影響が生じることがあります。
主な症状
主な症状は、勃起時の痛みや陰茎が曲がってしまうことです。しこりを手で触れられることもあります。陰茎が短くなることや勃起障害になることがあり、性行為に支障が出る場合があります。痛みは時間の経過とともに和らぐこともあります。また、デュピュイトラン拘縮と呼ばれる手のひらや足の裏の変形を合併する場合もあります。
原因
発症原因はまだはっきりしていません。糖尿病・高血圧・脂質異常症などの全身疾患や喫煙、性感染症や炎症性疾患、手術(例:前立腺全摘除術)や陰茎へのダメージ、テストステロンの低下、遺伝的要因などが関係している可能性が指摘されています。
病態
陰茎海綿体の一部にしこりができることで、勃起時の痛みや陰茎の曲がり、勃起のしづらさが生じます。しこりの部位や大きさにより症状の程度が異なります。
検査と診断
検査
診断では、がんなど他の病気の可能性を含めて問診と検査を行います。過去の傷の有無、しこりの状態・痛みの有無、陰茎に触れたときの感覚、勃起時の硬さなどを詳しくお聞きします。しこりの位置や大きさを明確にするために超音波検査やMRI検査を行うことがあります。石灰化が見られることもあります。
治療
治療
治療は保存的治療(薬物療法)から始め、効果が不十分な場合や障害が残る場合に手術療法を検討します。保存的治療を始めてから症状が安定するまでにおよそ半年〜1年かかるとされ、医師と相談のうえ治療方針を決めます。
使われる薬
保存的治療としては、しこりのケロイド発生を防ぐ目的でトラニラストやビタミンEの飲み薬が使われることがあり、早期からの服用が望ましいとされています。勃起時の痛みが強い場合には局所へステロイド薬の注射を行うことがあります。
手術・処置
手術治療としてはプリケーション法とグラフト移植術の2種類が挙げられます。手術後は勃起機能が一時的に低下したり感覚障害が起こることがありますが、自然に軽快する場合が多いです。陰茎の曲がりが完全には治らないこともあります。
経過と生活
経過・予後
手術後には勃起機能の低下や感覚障害が生じることがありますが多くは自然に回復します。手術をしても陰茎の曲がりが完全には改善しない場合もあります。
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出典
参考: Medical Note(出典の事実をもとに medimichi が患者向けに再構成)
この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。