病気の解説
頭蓋骨骨折
緊急性の高い症状
次のようなときは、すぐに119番通報してください。
- 交通事故や高い所からの転落・転倒で頭に強い衝撃を受けた
- 意識がない・起こしても起きない、もうろうとしている、混乱や落ち着きのなさが強くなる
- けいれんがある
- 何度も吐く、頭痛がだんだん強くなる・治まらない
- 片方または両方の瞳が大きくなっている
- ろれつが回らない、手足に力が入らない・しびれる、ふらついてうまく動けない
- 頭を強くぶつけて出血が止まらない(子ども)
出典:MedlinePlus(米国国立医学図書館)、総務省消防庁
当てはまるときは、ためらわず 119 または救急外来へ。
受診の目安
頭蓋骨骨折は頭の骨が折れるけがで、脳のけがを伴うことがあります。傷口がなくても重いことがあります。
- 頭を強く打ったあとは、症状が軽く見えても、医療機関(脳神経外科、救急外来など)で診てもらってください。
- 頭を打った直後だけでなく、あとから下の緊急の症状が出てきたときもすぐに対応してください。
頭痛や吐き気はほかの原因でも起こり、症状だけでけがの程度は判断できません。画像検査で確かめます。
出典:MedlinePlus(米国国立医学図書館)、総務省消防庁
基本
概要
頭蓋骨骨折は、頭の骨が折れることを指します。出典では、頭蓋骨の骨折が疑われるサインとして、鼻や耳から髄液が漏れること、耳の奥や鼓膜周辺の出血、耳たぶの後ろや目の周りに青あざが現れること、などが挙げられています。また、骨折の影響で脳に損傷があると、眠気や錯乱、けいれん、嘔吐、頭痛、手足の動きや感覚の異常、言語や視力の問題、平衡感覚の喪失などが見られることがあると記載されています。
主な症状
頭蓋骨骨折が疑われる場合や脳に損傷がある場合には、眠気や錯乱、けいれん、繰り返す嘔吐、重い頭痛、手足の動きや感覚の異常、認識の困難、平衡感覚の喪失、発話や視力の問題、協調運動の低下などの症状が見られることがあります。これらは出典に挙げられた症状の例です。
検査と診断
診断
診断にはCT検査が用いられます。医師は頭部外傷の状況や症状、身体診察の結果を基に骨折を疑い、確定のためにCT検査を行います。MRIよりもCTが適しているとされていますが、脳損傷の確認にはCTまたはMRIが用いられます。頭部のX線検査は診断には役立つことが少ないと記されています。
治療
治療
多くの頭蓋骨骨折では、脳に損傷がなければ入院による経過観察が行われます。場合によっては異物を除去したり、頭蓋骨の破片を元に戻す手術が行われることがあります。けいれんが起きた場合には抗てんかん薬の投与が必要になることがあります。頭蓋底の骨折や頭蓋骨陥没骨折を除けば、特別な治療を必要としない骨折も多いとされています。
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出典
参考: MSD Manuals 家庭版(日本語)(出典の事実をもとに medimichi が患者向けに再構成)
受診の目安の出典:MedlinePlus: Head Injuries / 総務省消防庁:救急車利用マニュアル(2026-10-13 確認)
この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。