病気の解説
舟状骨骨折
受診の目安
舟状骨骨折では、急性期には手首の親指側が腫れて痛むことが多く、放置すると痛みが長引いたり偽関節になることがあります。症状が強い・急に悪化する・なかなか治らないときは、早めに整形外科を受診してください。気になるときは放置せず相談してください。
基本
概要
舟状骨骨折は、手首の親指側にある舟状骨の骨折です。主な特徴として、手関節の親指側の腫れや圧痛がみられ、母指の軸方向の圧迫で痛みが強くなることがあります。手関節の尺側へ屈曲したときの痛みや、タバコ窩周辺の圧痛も指摘されることがあります。初期のX線では見逃されやすく、MRIやCT、またはフォローアップ検査が推奨されることがあります。
主な症状
急性期には手首の親指側が腫れて痛むことが多く、放置すると痛みが長引いたり偽関節になることがあります。痛みは手首の動きとともに変化します。
原因
スポーツや交通事故などで手首を背屈して手をつくときに起こりやすいとされています。
病態
舟状骨は血行が良い部位と悪い部位があり、特に腰部の骨折では血行不全が生じやすく偽関節になりやすいと説明されています。また、舟状骨は母指側に位置し、通常のX線写真だけでは見つけにくいことが多いとされています。
検査と診断
診断
診断には単純X線(前後・側面・斜位)、MRI、CT、骨シンチグラフィーなどが用いられます。X線が正常でも疑われる場合はMRIを検討します。初期でX線診断が難しいため、受傷後1週間程度の再評価が推奨されることがあります。
治療
治療
転位のない骨折では、スパイカ型の母指副子固定(Thumb Spica Splint)で治療されることが多く、最長6~8週間の固定が目安とされています。必要に応じて観血的整復内固定術(ORIF)が選択される場合があります。
経過と生活
経過・予後
舟状骨は血行が悪く治りにくい骨折のひとつとされ、早期発見・適切な固定が重要とされています。偽関節になると手首の痛みや動きの悪化が生じやすいとの記載があります。
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出典
参考: MSDマニュアルプロフェッショナル版(日本語)(出典の事実をもとに medimichi が患者向けに再構成)
この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。