病気の解説
麻疹
別名:2度なし病、痲疹、赤斑瘡、麻しん
受診の目安
麻疹では、最初に発熱、鼻水、空せき、目の充血が起こり、口の中にはコプリック斑と呼ばれる小さな白い斑点が現れることがあります。こうした症状が続く・繰り返す・だんだん強くなるときや、不安があるときは、小児科を受診してください。市販薬などで改善しないときも相談の目安です。
基本
概要
麻疹は、伝染性のウイルス感染症で、通常は特定の時間枠で症状が現れます。感染後、約7~21日(平均11~12日)で症状が始まり、この間は体調が悪くなることはありません。最初に発熱、せき、鼻水、目の充血などの前駆症状が現れ、その後、特徴的な発疹が顔から全身に広がります。発疹は約4~7日間続き、合併症がなければ回復に向かいます。
主な症状
麻疹の症状は、感染後11~12日で現れます。最初に発熱、鼻水、空せき、目の充血が起こり、口の中にはコプリック斑と呼ばれる小さな白い斑点が現れることがあります。発疹は潜伏期後に現れ、通常は顔から始まり、全身に広がります。
検査と診断
診断
麻疹の診断は、医師による評価や臨床検査に基づいて行われます。典型的なかぜのような症状やコプリック斑、特徴的な発疹が診断の手がかりとなります。また、血液や尿、鼻、のどの検体を採取して検査することもあります。
治療
治療
麻疹の治療には抗ウイルス薬はなく、主に症状を和らげるための治療が行われます。小児にはビタミンAが投与され、発熱には解熱薬が使われることがあります。細菌感染が発生した場合には抗菌薬が処方されることもあります。感染者は他の人から隔離されるべきです。
経過と生活
合併症
麻疹は特に乳幼児や妊娠中の人、栄養不良の人、免疫機能が低下している人において合併症を引き起こすリスクが高くなります。合併症には肺炎や中耳炎、脳炎などがあり、特に乳児においては死亡の原因となることがあります。また、麻疹から回復した後も免疫が一時的に抑制され、他の感染症にかかりやすくなることがあります。
予防
麻疹の予防には、麻疹ワクチンの接種が非常に効果的です。麻疹ワクチンは、麻疹、ムンプス、風疹の生きたウイルスを弱毒化したもので、通常は小児期の定期予防接種として行われます。ワクチン接種により、麻疹の発症を大幅に減少させることができます。
経過・予後
麻疹に感染した場合、米国では約1000人中1~3人が死亡することがあります。特に乳児や医療を受けられない人、重度の栄養障害のある人、肺炎を発症した人では死亡率が高くなります。
麻疹と関係する症状
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出典
参考: MSD Manuals 家庭版(日本語)(出典の事実をもとに medimichi が患者向けに再構成)
この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。