我が国の平成30年(2018年)の食中毒統計で患者数が最も多いのはどれか。
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出典:厚生労働省ホームページ(第66回臨床検査技師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は3番
解説
2018年(平成30年)の厚生労働省による食中毒統計では、患者数が最も多かった原因はノロウイルスです。ノロウイルスは冬季を中心に発生し、特に集団食中毒の原因として患者数を増加させる傾向があります。次いで患者数が多かったのはカンピロバクターでした。
選択肢ごとの解説
- 1. 病原性大腸菌による食中毒患者数は、2018年にはノロウイルスやカンピロバクターと比較して少なかったです。正しくは:2018年の患者数では、ノロウイルスが最も多かったです。選びやすい理由:O157などの病原性大腸菌は重篤な食中毒を引き起こすことで知られており、ニュースなどで取り上げられることも多いため、患者数が多いと誤解しやすいです。混同注意:患者数ではなく、発生件数や致死率など他の指標と混同する可能性があります。
- 2. ウェルシュ菌による食中毒患者数は、2018年にはノロウイルスやカンピロバクターと比較して少なかったです。正しくは:2018年の患者数では、ノロウイルスが最も多かったです。選びやすい理由:給食施設などでの集団発生事例があり、一度に多数の患者を出すことがあるため、患者数が多いと誤解する可能性があります。混同注意:発生場所や原因食品の特性(作り置きなど)と、全体の患者数ランキングを混同しやすいです。
- 3. 正解。厚生労働省が発表した食中毒統計によると、2018年(平成30年)において、ノロウイルスは患者数が最も多い食中毒の原因でした。特に、調理従事者を介した二次汚染や、二枚貝の生食などによる感染が多い傾向にあります。
- 4. サルモネラ菌による食中毒患者数は、2018年にはノロウイルスやカンピロバクターと比較して少なかったです。正しくは:2018年の患者数では、ノロウイルスが最も多かったです。選びやすい理由:鶏卵や食肉を原因とする大規模な食中毒事例が過去に報告されているため、患者数が多いと誤解しやすいです。混同注意:過去の傾向や特定の食品との関連性と、最新の患者数ランキングを混同する可能性があります。
- 5. カンピロバクターは食中毒患者数の多い主要な原因の一つですが、2018年の統計ではノロウイルスに次いで2番目に多い位置でした。最も多かったのはノロウイルスです。正しくは:2018年の患者数では、ノロウイルスが最も多かったです。カンピロバクターは2番目に多かったです。選びやすい理由:カンピロバクターは細菌性食中毒の原因としては患者数が最も多い傾向にあり、総合でも常に上位に位置するため、最も多いと誤解しやすいです。特に細菌性とウイルス性を区別せずに考えると選択肢として有力に見えます。混同注意:細菌性食中毒の原因菌として最も多いことと、全ての食中毒原因の中で最も多いことを混同しやすいです。
国試ポイント
食中毒に関する統計データ、特に患者数や発生件数で主要な原因物質を正確に把握しているかを確認する問題です。特定の年に限定して問われることもあれば、一般的な傾向として問われることもあります。ウイルス性と細菌性の主要な原因を区別して覚えることが重要です。
混同注意
食中毒の原因として患者数が多いカンピロバクターや、重篤な症状を引き起こす病原性大腸菌などと混同しやすいです。また、発生件数と患者数のランキングが異なる場合があるため、注意が必要です。
次に同じ論点が出たら
今後同様の統計問題が出題された場合、最新の統計データ(厚生労働省の食中毒統計など)を確認し、患者数と発生件数それぞれで上位にくる原因物質を把握しておく必要があります。特に、ウイルス性食中毒と細菌性食中毒のそれぞれで最も多い原因を識別できるよう準備すると良いでしょう。
関連知識
食中毒の発生件数と患者数のランキング(年によって変動あり)。主要な食中毒原因物質(細菌、ウイルス、自然毒など)の特性、主な原因食品、潜伏期間、症状。食中毒の予防原則(HACCPなど)。