マイコプラズマ肺炎の感染経路はどれか。
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出典:厚生労働省ホームページ(第113回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は3番
解説
マイコプラズマ肺炎は、主に感染者の咳やくしゃみによって生じる飛沫が、他者の口や鼻の粘膜に付着することで感染が成立する、飛沫感染症です。空気中に長時間浮遊する飛沫核による空気感染とは異なります。
選択肢ごとの解説
- 1. マイコプラズマ肺炎は空気感染(飛沫核感染)ではなく、主に飛沫感染で拡がります。飛沫核感染は、空気中に浮遊する微細な病原体粒子を吸入することで感染する経路を指します。正しくは:飛沫感染選びやすい理由:結核や麻疹のような疾患が空気感染するため、呼吸器系の感染症は広く空気感染と誤解されることがある。混同注意:空気感染と飛沫感染は混同しやすいが、飛沫核の大きさや飛散距離に明確な違いがある。
- 2. マイコプラズマ肺炎は呼吸器感染症であり、血液を介して感染する疾患ではありません。血液感染は輸血や注射器の共有などで起こります。正しくは:飛沫感染選びやすい理由:医療現場での感染経路として血液感染も重要であるため、一般的な感染経路の一つとして選択肢に含めることがある。混同注意:HIVやB型肝炎ウイルスなどが血液感染する代表例である。マイコプラズマ肺炎とは全く異なる感染経路である。
- 3. 正解。マイコプラズマ肺炎は、感染者の咳やくしゃみによって放出される飛沫を介して、口や鼻の粘膜から感染する飛沫感染が主な経路です。飛沫は比較的大きく、約1〜2メートル程度の範囲で落下します。
- 4. マイコプラズマ肺炎は媒介物感染ではありません。媒介物感染は、昆虫(蚊、ハエなど)や動物(ネズミなど)が病原体を運び、人間に感染させる経路を指します。正しくは:飛沫感染選びやすい理由:デング熱や日本脳炎のように媒介動物が関与する感染症もあるため、感染経路の選択肢として考えやすい。混同注意:媒介物感染は、マラリアや日本脳炎などの感染症で重要な経路であり、マイコプラズマ肺炎とは関連がない。
国試ポイント
感染症の基本的な感染経路(飛沫感染、空気感染、接触感染など)とその代表的な疾患の組み合わせを正確に理解しているかが問われています。特に、飛沫感染と空気感染の違いを区別できることが重要です。
混同注意
飛沫感染と空気感染の違いは、飛沫の大きさ(5μm以上が飛沫感染、5μm未満が飛沫核感染/空気感染)と飛散距離、空気中での浮遊時間にあります。マイコプラズマ肺炎は飛沫感染、結核や麻疹は空気感染です。
次に同じ論点が出たら
この知識を基に、インフルエンザや風疹などの他の呼吸器感染症の感染経路も判断できるか。
関連知識
感染症の予防策は、感染経路によって異なります。飛沫感染症ではマスクの着用や手指衛生、ソーシャルディスタンスが有効であり、空気感染症ではN95マスクの着用や陰圧室管理が求められます。