経口感染するウイルス性肝炎はどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:厚生労働省ホームページ(第113回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は1番
解説
A型肝炎ウイルスは、主に糞口経路で感染します。具体的には、ウイルスに汚染された水や食物を口から摂取することで感染が広がります。他のB型、C型、D型肝炎ウイルスは、主に血液や体液を介して感染するため、経口感染ではありません。
選択肢ごとの解説
- 1. 正解。A型肝炎ウイルスは、主にウイルスに汚染された飲食物を口から摂取することで感染します(糞口感染)。
- 2. B型肝炎は主に血液や体液を介して感染が広がります。正しくは:B型肝炎は、血液、体液(性行為、母子感染、輸血、注射針の使い回しなど)を介して感染します。選びやすい理由:ウイルス性肝炎の一種であるため、感染経路の具体的な違いを把握していないと選びがちです。混同注意:A型肝炎の経口感染や、C型肝炎の血液感染と混同しやすいです。
- 3. C型肝炎は主に血液を介して感染します。正しくは:C型肝炎は、血液(輸血、注射針の使い回しなど)を介して感染します。選びやすい理由:B型肝炎と同様に、ウイルス性肝炎であるという点で、感染経路の特異性を忘れていると選択しやすいです。混同注意:A型肝炎の経口感染や、B型肝炎の血液・体液感染と混同しやすいです。
- 4. D型肝炎は、B型肝炎ウイルスに感染している場合にのみ発症する特殊な肝炎で、感染経路もB型肝炎と同様に血液・体液を介します。正しくは:D型肝炎は、B型肝炎ウイルスキャリアの人に、血液や体液を介して感染します。選びやすい理由:肝炎ウイルスの一種という共通点から、他の肝炎と同じく感染経路を正確に覚えていないと選びやすいです。混同注意:A型肝炎の経口感染や、他の血液・体液感染の肝炎と混同しやすいです。
国試ポイント
肝炎ウイルスの種類とそれぞれの感染経路は、看護師国家試験で頻出の基本的な知識です。特に経口感染と血液・体液感染の違いを正確に理解しているかが問われます。具体的な感染源(水、食物、血液、体液など)や感染リスクのある状況(海外旅行、性交渉、医療行為など)と関連付けて覚えることが重要です。
混同注意
肝炎の種類が多いため、それぞれの感染経路(経口感染、血液・体液感染、母子感染、性感染)が混同されやすいです。特にB型とC型は血液感染が主であり、D型はB型と合併すること、E型も経口感染であることを区別することが重要です。
次に同じ論点が出たら
次に同様の論点が問われた場合、各肝炎ウイルスの「予防法(ワクチン、衛生管理、血液感染対策)」「病型(急性・慢性化)」「治療法(特異的治療の有無)」まで踏み込んで理解しているかを確認しましょう。また、どのウイルスが世界的に問題となっているかなど、疫学的な側面も確認すると良いでしょう。
関連知識
A型肝炎: 糞口感染、急性肝炎のみ、ワクチンあり。B型肝炎: 血液・体液感染、急性・慢性化、母子感染・性感染も重要、ワクチンあり、キャリア化。C型肝炎: 血液感染、慢性化しやすい、インターフェロン治療・抗ウイルス薬、ワクチンなし。D型肝炎: B型肝炎ウイルスと同時または重複感染、感染経路はB型と同様。E型肝炎: 糞口感染(豚肉などの生肉摂取)、急性肝炎。