Ménièreメニエール病で正しいのはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:厚生労働省ホームページ(第109回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は2番
解説
メニエール病は内リンパ水腫に起因し、特徴的な症状として反復性の回転性めまい、難聴、耳鳴りを認めます。めまいは内耳の平衡感覚器の障害により、自分や周囲がグルグル回るような感覚として自覚されます。
選択肢ごとの解説
- 1. メニエール病の難聴は感音性難聴です。内耳の蝸牛に生じる内リンパ水腫が有毛細胞に影響を与えるため、音を感知する機能が障害されます。正しくは:メニエール病では感音性難聴を伴います。選びやすい理由:難聴を伴うことは正しいが、伝音性と感音性の区別があいまいだと選択しやすい。混同注意:伝音性難聴(外耳・中耳の障害)と感音性難聴(内耳・聴神経の障害)
- 2. 正解。メニエール病のめまいは特徴的に回転性であり、これは内耳の平衡感覚器である三半規管や前庭の機能障害に起因します。選びやすい理由:メニエール病の最も特徴的な症状の一つであるため。混同注意:浮動性めまい(脳虚血、自律神経失調症など)
- 3. メニエール病の外科治療は、保存的治療に抵抗性の難治例に対して検討されるものであり、発作期には通常、保存的治療(安静、薬物療法)が行われます。発作期は全身状態が不安定なため、外科的介入は避けるべきです。正しくは:発作期には保存的治療を行い、外科治療は難治例に検討されます。選びやすい理由:メニエール病の治療法として外科治療があることは事実なので、知識が不完全だと選んでしまう可能性がある。混同注意:メニエール病の治療選択肢全般と、適切な治療時期
- 4. メニエール病では内耳の蝸牛に内リンパ水腫が生じるため、蝸牛の機能、すなわち聴覚機能が障害され、感音性難聴を伴います。機能は保たれていません。正しくは:蝸牛の機能は障害されます。選びやすい理由:内耳全体ではなく、蝸牛の機能に限定されているため、詳細な病態生理を理解していないと誤解しやすい。混同注意:内耳の構造と機能(蝸牛:聴覚、前庭・三半規管:平衡覚)
国試ポイント
メニエール病の主要三徴(回転性めまい、難聴、耳鳴り)と、難聴の種類、発作時の対応、病態生理(内リンパ水腫)を理解すること。
混同注意
メニエール病の回転性めまいと、起立性調節障害や脳幹梗塞などによる浮動性めまいを混同しないようにする。また、突発性難聴や良性発作性頭位めまい症との鑑別点も重要。
次に同じ論点が出たら
「メニエール病」の問題が出た場合、まず「めまいの種類(回転性か浮動性か)」、「難聴の有無と種類」、「耳鳴りの有無」の三徴に注目して判断する。
関連知識
メニエール病の治療は、発作期には安静、輸液、薬物療法(制吐薬、抗めまい薬、ステロイドなど)が中心となり、間欠期には利尿薬、生活指導、ストレス管理などが行われます。難治例では中耳加圧療法や内リンパ嚢開放術なども検討されます。