関節可動域測定法(日本整形外科学会、日本リハビリテーション医学会基準による)で正しいのはどれか。2つ選べ。
画像の選択肢を選ぶと答えと解説が表示されます
出典:厚生労働省ホームページ(第58回作業療法士国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢・図は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整え、図は冊子から切り出しています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は1・3番
解説
関節可動域測定法(日本整形外科学会、日本リハビリテーション医学会基準)で、図の基本軸・移動軸・測定肢位が規定どおりなのは、1(肩内旋)と3(小指屈曲)です(公式正答1・3)。2(手尺屈)、4(股内旋)、5(胸腰部右側屈)は、基本軸や移動軸のとり方が規定と異なります。
選択肢ごとの解説
- 1. 正解。肩内旋の測定として、図の基本軸・移動軸・測定肢位は規定どおりです。選びやすい理由:残尿がある場合の標準的な排尿管理方法として知られているため。混同注意:自己導尿が可能な身体能力かどうか。
- 2. 手尺屈の測定として、図の基本軸・移動軸のとり方が規定と異なります。正しくは:この症例の場合、間欠的自己導尿や膀胱訓練が適切です。選びやすい理由:神経ブロックという言葉から、神経系の問題に対して有効そうに聞こえるため。混同注意:疼痛管理や特定の括約筋痙攣に対する治療法との混同。
- 3. 正解。小指屈曲の測定として、図の基本軸・移動軸のとり方は規定どおりです。選びやすい理由:リハビリテーションの一環として膀胱機能を改善する目的で有用であると理解されているため。混同注意:単なる尿失禁に対する訓練と、排尿困難を伴う神経因性膀胱の訓練。
- 4. 股内旋の測定として、図の基本軸・移動軸のとり方が規定と異なります。正しくは:間欠的自己導尿や膀胱訓練が適切です。選びやすい理由:排尿困難に対する確実な管理方法としてイメージされやすいため。混同注意:急性期の排尿管理や、自己導尿が困難な場合の管理方法との混同。
- 5. 胸腰部右側屈の測定として、図の基本軸・移動軸のとり方が規定と異なります。正しくは:この症例の場合、間欠的自己導尿や膀胱訓練が適切です。選びやすい理由:排泄に関連する訓練であるため、効果があるように感じられるため。混同注意:尿失禁に対するアプローチと、神経因性膀胱の排尿困難に対するアプローチの混同。
国試ポイント
頸髄損傷患者の排尿管理と、核上型神経因性膀胱の病態生理、およびそれに対する排尿管理方法を理解しているか。
混同注意
核上型神経因性膀胱と核下型神経因性膀胱の違い、それぞれの排尿管理方法の適応を混同しやすいです。核上型は排尿筋過活動、核下型は排尿筋無力が多いです。
次に同じ論点が出たら
同様の症例が出題された場合、まず損傷レベルと残存機能、神経因性膀胱の種類(核上型か核下型か)を確認し、それに基づいて残尿対策と膀胱機能回復のための管理方法を選択します。
関連知識
神経因性膀胱の分類(核上型、核下型)、それぞれの病態と治療方針。清潔間欠自己導尿の手技と注意点。膀胱訓練の方法と目的。骨盤底筋訓練は尿失禁に対して有効ですが、この症例のように排尿困難がある場合は効果が限定的です。