スワンネック変形で過伸展となるのはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:厚生労働省ホームページ(第57回理学療法士国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は3番
解説
スワンネック変形は、リウマチなどの疾患で指に生じる特徴的な変形パターンです。この変形は「中手指節関節の屈曲、近位指節間関節の過伸展、遠位指節間関節の屈曲」の三つの要素から構成されます。したがって、過伸展がみられる関節は近位指節間関節です。
選択肢ごとの解説
- 1. スワンネック変形では、遠位指節間関節は通常、屈曲位になります(ボタンホール変形と混同しやすい)。正しくは:スワンネック変形では、遠位指節間関節は屈曲する。選びやすい理由:ボタンホール変形と混同しやすく、変形の名称から指全体が伸展するイメージを持つ可能性がある。混同注意:ボタンホール変形(近位指節間関節の屈曲と遠位指節間関節の過伸展)
- 2. 遠位橈尺関節は手関節の動きに関わる関節であり、スワンネック変形が起こる指の関節とは異なります。正しくは:遠位橈尺関節は、スワンネック変形とは直接関係ない。選びやすい理由:手部の関節に関する知識を問われているため、選択肢として登場する。混同注意:手関節の他の病態(例:変形性手関節症)
- 3. 正解。スワンネック変形は、中手指節関節の屈曲、近位指節間関節の過伸展、そして遠位指節間関節の屈曲という特徴的な指の変形パターンを示します。この変形における中心的な要素が近位指節間関節の過伸展です。
- 4. 手根中手関節は手の付け根に近い関節であり、スワンネック変形が主に観察される指の関節とは異なります。正しくは:手根中手関節は、スワンネック変形とは直接関係ない。選びやすい理由:手部の関節に関する知識を問われているため、選択肢として登場する。混同注意:手関節の他の病態(例:母指CM関節症)
- 5. スワンネック変形では、中手指節間関節は通常、過伸展ではなく屈曲位になります。正しくは:スワンネック変形では、中手指節間関節は屈曲する。選びやすい理由:指の変形に関わる関節であるため、候補として考えやすい。混同注意:マレット指(遠位指節間関節の屈曲)やボタンホール変形(中手指節間関節の伸展)
国試ポイント
指の変形に関する知識、特にスワンネック変形の定義と各関節の動きを正確に理解しているかを問う問題です。類縁の変形(ボタンホール変形、マレット指など)との違いを理解しておくことが重要です。
混同注意
ボタンホール変形(中手指節間関節は伸展、近位指節間関節は屈曲、遠位指節間関節は過伸展)と混同しやすい。それぞれの変形でどの関節がどの方向に動くかを正確に覚える必要がある。
次に同じ論点が出たら
今後同様の問題が出た場合、指の他の変形(ボタンホール変形、マレット指、槌指、鉤爪指など)の各関節の変形方向を問う問題が出題される可能性があります。また、その変形が起こる主な原因疾患や、評価方法、治療についても確認しておくと良いでしょう。
関連知識
関節リウマチの指変形(変形性関節症による変形との違い)、それぞれの変形に対する装具療法や手術適応。