55歳の男性。2型糖尿病。身長170 cm、体重85 kg。BMI〈body mass index〉を24にするために目標とすべき体重に最も近いのはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:厚生労働省ホームページ(第53回理学療法士国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は3番
解説
BMIは体重(kg)を身長(m)の2乗で割ることで算出されます。この男性の身長170cmは1.7mに相当します。目標BMIを24とする場合、目標体重 = 24 × (1.7m)^2 となります。計算すると 24 × 2.89 = 69.36kg です。この値に最も近い選択肢は69kgです。
選択肢ごとの解説
- 1. BMIの計算式(体重kg / (身長m)^2)に身長1.7mと目標BMI24を当てはめると、目標体重は24 × (1.7)^2 = 24 × 2.89 = 69.36kgとなります。65kgは目標体重より低い値です。正しくは:目標BMI24を達成するための体重は69.36kgです。選びやすい理由:24kgという目標BMIの数字に近い65kgを選びそうになるかもしれませんが、計算式をしっかり適用する必要があります。混同注意:目標BMIの数字と体重を直接関連付けてしまうと誤りやすいです。
- 2. BMIの計算式(体重kg / (身長m)^2)に身長1.7mと目標BMI24を当てはめると、目標体重は24 × (1.7)^2 = 24 × 2.89 = 69.36kgとなります。67kgは目標体重より低い値です。正しくは:目標BMI24を達成するための体重は69.36kgです。選びやすい理由:目標体重69.36kgに近いですが、最も近い値ではありません。混同注意:概算で近い数字を選んでしまうと間違える可能性があります。
- 3. 正解。BMIは「体重(kg) ÷ (身長(m))^2」で算出されます。目標BMIを24、身長を1.7mとすると、目標体重は 24 × (1.7m)^2 = 24 × 2.89 = 69.36kg となります。選択肢の中で69.36kgに最も近いのは69kgです。
- 4. BMIの計算式(体重kg / (身長m)^2)に身長1.7mと目標BMI24を当てはめると、目標体重は24 × (1.7)^2 = 24 × 2.89 = 69.36kgとなります。71kgは目標体重より高い値です。正しくは:目標BMI24を達成するための体重は69.36kgです。選びやすい理由:目標体重69.36kgに近いですが、最も近い値ではありません。混同注意:計算誤差や丸め方で間違えやすい選択肢です。小数点以下の値もしっかり確認することが重要です。
- 5. BMIの計算式(体重kg / (身長m)^2)に身長1.7mと目標BMI24を当てはめると、目標体重は24 × (1.7)^2 = 24 × 2.89 = 69.36kgとなります。73kgは目標体重より高い値です。正しくは:目標BMI24を達成するための体重は69.36kgです。選びやすい理由:元の体重85kgから大幅に減らすイメージで、漠然と減量後の体重を想像すると選びやすいかもしれません。混同注意:元の体重を参考にしすぎると、具体的な計算を怠りがちです。
国試ポイント
BMIの計算式を正確に理解し、適用できるかが問われています。特に、身長をセンチメートルからメートルに換算することと、小数点を含む計算を正確に行う能力が重要です。臨床現場での目標設定にも直結する基本的な知識です。
混同注意
BMIの計算式(体重kg / (身長m)^2)を「体重kg / 身長cm」や「体重kg / (身長cm)^2」と誤って覚えてしまうこと。また、計算途中で端数を丸めてしまうことで、最も近い値を選び間違える可能性があります。
次に同じ論点が出たら
同様の問題が出た場合は、まずBMIの定義と計算式を正確に思い出すこと。身長の単位換算(cm→m)を忘れずに行うこと。計算を慎重に行い、小数点以下も含めて目標値との差が最も小さい選択肢を選ぶこと。
関連知識
BMIの基準値(例:日本肥満学会による18.5未満が低体重、18.5〜25未満が普通体重、25以上が肥満)、肥満度判定。糖尿病患者におけるBMIの意義と目標設定。