介護予防事業の基本チェックリストで低栄養判断基準となるBMIはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:厚生労働省ホームページ(第59回理学療法士国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は2番
解説
介護予防事業の基本チェックリストにおいて、高齢者の低栄養リスクを判断する際のBMIの基準値は18.5未満と定められています。この値は、日本人の高齢者における低栄養のスクリーニング指標として重要であり、適切な介入に繋げるためのものです。
選択肢ごとの解説
- 1. この値は、介護予防の基本チェックリストにおける低栄養の判断基準としては低すぎます。非常に重度の低栄養状態を示唆します。正しくは:基本チェックリストの低栄養判断基準は18.5未満です。選びやすい理由:BMIの基準値に関する選択肢なので、数字の範囲が近いと迷うかもしれませんが、具体的な基準値が異なります。混同注意:他の栄養状態の指標や、異なる疾患の診断基準と混同する可能性があります。
- 2. 正解。厚生労働省が定める介護予防事業の基本チェックリストでは、低栄養の判断基準の一つとしてBMIが18.5未満であることが用いられます。これは高齢者の低栄養リスクを早期に発見するための重要な指標です。選びやすい理由:正しい基準値を知っていれば迷わないはずです。混同注意:他の健康診断や特定健診などのBMI基準値と混同する可能性がありますが、介護予防事業における高齢者の低栄養に特化した基準です。
- 3. この値は、介護予防の基本チェックリストにおける低栄養の判断基準としては高すぎます。低栄養の定義からは外れます。正しくは:基本チェックリストの低栄養判断基準は18.5未満です。選びやすい理由:BMIの基準値に関する選択肢であり、一般的な健康指標としては低めに見えるため、低栄養の基準と誤解する可能性があります。混同注意:成人における通常のBMIの健康範囲の下限(一般的には18.5)と混同し、低栄養の判断基準として少し高めに設定されていると誤解するかもしれません。
- 4. この値は、介護予防の基本チェックリストにおける低栄養の判断基準としては明らかに高すぎます。これはむしろ健康的なBMI範囲内、あるいはわずかに過体重寄りです。正しくは:基本チェックリストの低栄養判断基準は18.5未満です。選びやすい理由:BMIに関する選択肢ではあるものの、低栄養の基準とはかけ離れています。誤って選ぶ可能性は低いですが、知識が曖昧だと迷うかもしれません。混同注意:健康的なBMIの目安(22〜25程度)と混同し、その下限値に近いので、低栄養のリスクと誤認する可能性は低いですが、可能性はゼロではありません。
- 5. この値は、介護予防の基本チェックリストにおける低栄養の判断基準としては適切ではありません。これは健康的なBMI範囲内、あるいは過体重の範囲です。正しくは:基本チェックリストの低栄養判断基準は18.5未満です。選びやすい理由:低栄養の基準値としては明らかに高すぎるため、選びにくい選択肢です。混同注意:一般的な肥満度判定基準などと混同する可能性はありますが、低栄養の基準とは全く異なるため、混同は少ないと考えられます。
国試ポイント
この問題は、介護予防事業の基本チェックリストに関する具体的な知識、特に高齢者の低栄養のリスク評価基準について問うものです。数値の正確な記憶が求められ、高齢者分野における基本的な知識として頻出します。
混同注意
一般的な成人におけるBMIの基準(例:WHOの基準)や、特定健診でのBMI基準、あるいは疾患別の栄養評価基準と混同しやすいですが、介護予防事業における『高齢者の低栄養』に特化した基準であることを理解しておく必要があります。
次に同じ論点が出たら
次に同様の論点が出た場合、基本チェックリストの他のリスク評価項目(例:運動機能、口腔機能、閉じこもりなど)の具体的な判断基準や、フレイル、サルコペニアの診断基準、MNA-SFなどの別の栄養評価ツールにおけるカットオフ値が問われる可能性があります。
関連知識
介護保険制度、介護予防・日常生活支援総合事業(総合事業)、フレイル、サルコペニア、ロコモティブシンドローム、基本チェックリストの他の項目(運動機能、口腔機能、閉じこもりなど)、栄養アセスメントツール(MNA-SFなど)。