疾患と異常歩行の組合せで正しいのはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:公益財団法人東洋療法研修試験財団ホームページ(過去の試験問題等)。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は1番
解説
腰部脊柱管狭窄症は、脊柱管内の神経組織が圧迫されることで、特に歩行時に下肢の痛みやしびれが生じます。歩行を続けると症状が悪化し、休息すると症状が軽減するという特徴的な間欠跛行を呈します。これは血流障害や神経の虚血が関与するためです。
選択肢ごとの解説
- 1. 正解。腰部脊柱管狭窄症では、神経の圧迫により歩行時に下肢症状が悪化し、休息により改善する間欠跛行を呈します。これは特徴的な症状であり、正しい組み合わせです。
- 2. 脊髄小脳変性症は小脳の機能障害による失調性歩行(酩酊歩行)を呈します。分回し歩行は脳卒中片麻痺に特徴的な歩行です。 正しくは:脊髄小脳変性症酩酊歩行
- 3. パーキンソン病では、前傾姿勢、小刻み歩行、突進現象、すくみ足などの特徴的なパーキンソン歩行を呈します。酩酊歩行は小脳失調によるものです。 正しくは:パーキンソン病小刻み歩行
- 4. 脳卒中片麻痺では、麻痺側下肢の振り出しが困難なため、骨盤を挙上し麻痺側下肢を外転・回旋させて振り出す分回し歩行を呈します。小刻み歩行はパーキンソン病に特徴的です。 正しくは:脳卒中片麻痺分回し歩行
国試ポイント
代表的な疾患とそれに伴う特徴的な異常歩行の組み合わせを正確に覚えることが重要です。特に間欠跛行、痙性麻痺、失調、パーキンソン歩行などは頻出です。
混同注意
間欠跛行には神経性と血管性の2種類があり、腰部脊柱管狭窄症は神経性間欠跛行、閉塞性動脈硬化症は血管性間欠跛行を呈します。両者の鑑別が重要です。
次に同じ論点が出たら
異常歩行の問題では、まず疾患名から典型的な歩行パターンを想起できるか、または歩行パターンから原因疾患を推測できるかを判断します。特に特徴的な症状(例: 間欠跛行)に着目します。
覚え方
異常歩行の問題では、まず疾患名から典型的な歩行パターンを想起できるか、または歩行パターンから原因疾患を推測できるかを判断します。特に特徴的な症状(例: 間欠跛行)に着目します。
対になる知識
間欠跛行には神経性と血管性の2種類があり、腰部脊柱管狭窄症は神経性間欠跛行、閉塞性動脈硬化症は血管性間欠跛行を呈します。両者の鑑別が重要です。
関連知識
異常歩行の種類としては、痙性歩行、失調性歩行(酩酊歩行)、小刻み歩行、ぶん回し歩行、鶏歩、間欠跛行、アヒル歩行などがあります。それぞれの特徴と原因疾患を結びつけて理解しましょう。