リハビリテーション医療チームのうち、退院後在宅での施設利用を調整する職種はどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:公益財団法人東洋療法研修試験財団ホームページ(過去の試験問題等)。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は4番
解説
医療ソーシャルワーカー(MSW)は、患者とその家族が抱える経済的・心理的・社会的問題の解決や調整を支援する専門職です。退院後の生活支援として、在宅医療や介護保険サービス、障害福祉サービスなどの社会資源の活用を調整し、患者が安心して地域で生活できるよう多職種と連携します。
選択肢ごとの解説
- 1. 看護師は患者の療養上の世話や診療の補助を行い、退院指導も行いますが、在宅での施設利用を直接調整する主たる職種ではありません。 正しくは:看護師は、退院後の療養生活に関する指導や、医療的ケアの計画・実施、患者の状態に応じた多職種連携を担います。
- 2. 作業療法士は、身体または精神に障害のある人に対し、応用動作能力や社会的適応能力の回復を図るため、作業活動を用いて治療・指導を行います。在宅生活に向けた機能訓練や環境調整は行いますが、施設利用の調整を直接担当する職種ではありません。 正しくは:作業療法士は、日常生活動作(ADL)や手段的日常生活動作(IADL)の改善訓練、家屋改修の提案、自助具の選定などを行います。
- 3. 義肢装具士は、医師の処方に基づいて義肢や装具の製作、適合調整、修理を行う専門職です。退院後の在宅生活で義肢装具が必要な場合に携わりますが、施設利用の調整は職務範囲外です。 正しくは:義肢装具士は、義足や義手、コルセットなどの身体機能補助具の専門家です。
- 4. 正解。医療ソーシャルワーカー(MSW)は、患者や家族の退院後の生活を見据え、在宅医療、介護保険サービス、障害福祉サービスなどの社会資源の利用について情報提供し、その手続きや関係機関との連携・調整を主に行います。この問題の「退院後在宅での施設利用を調整する」という役割に直接合致します。
国試ポイント
リハビリテーション医療チームにおける多職種の役割と連携、特に医療ソーシャルワーカーの社会資源調整に関する役割を理解することが重要です。
混同注意
各職種が提供するサービス内容と、特に調整・マネジメントに関わる職種の役割を混同しないよう注意が必要です。例えば、介護支援専門員(ケアマネジャー)は介護保険サービスのケアプラン作成を行いますが、医療ソーシャルワーカーは医療機関における社会資源調整全般を担います。
次に同じ論点が出たら
今後同様の設問が出た場合、退院後の「施設利用の調整」「社会資源の活用」「生活全般の相談」といったキーワードがあれば、医療ソーシャルワーカーの役割を疑って判断します。
覚え方
今後同様の設問が出た場合、退院後の「施設利用の調整」「社会資源の活用」「生活全般の相談」といったキーワードがあれば、医療ソーシャルワーカーの役割を疑って判断します。
対になる知識
各職種が提供するサービス内容と、特に調整・マネジメントに関わる職種の役割を混同しないよう注意が必要です。例えば、介護支援専門員(ケアマネジャー)は介護保険サービスのケアプラン作成を行いますが、医療ソーシャルワーカーは医療機関における社会資源調整全般を担います。
関連知識
医療ソーシャルワーカーは、退院支援、転院調整、医療費に関する相談、精神的サポート、虐待への対応など、幅広い業務を担います。介護保険制度、障害者総合支援法など、社会保障制度に関する知識も関連知識として重要です。