上大静脈に直接注ぐのはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:公益財団法人東洋療法研修試験財団ホームページ(過去の試験問題等)。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は1番
解説
奇静脈は胸壁と腹壁の血液を集め、上行して第4胸椎の高さで弓状に前方に曲がり、最終的に上大静脈の後面に直接注ぎ込みます。この経路は、下大静脈が閉塞した場合の側副循環路としても重要です。
選択肢ごとの解説
- 1. 正解。奇静脈は胸壁や腹壁の血液を集め、最終的に上大静脈の後面に直接注ぎ込む主要な静脈であるため、この選択肢が正しいです。
- 2. 椎骨静脈は内頸静脈や腕頭静脈に合流し、直接上大静脈には注ぎません。 正しくは:椎骨静脈は腕頭静脈を経て上大静脈に血液を流し込みます。
- 3. 内頸静脈は鎖骨下静脈と合流して腕頭静脈となり、左右の腕頭静脈が合流して上大静脈を形成します。したがって、直接上大静脈には注ぎません。 正しくは:内頸静脈は鎖骨下静脈と合流して腕頭静脈を形成し、その腕頭静脈が上大静脈に合流します。
- 4. 肋間静脈は奇静脈系(奇静脈、半奇静脈、副半奇静脈)に合流し、奇静脈が上大静脈に注ぐことで間接的に上大静脈へと血液が流れます。直接上大静脈には注ぎません。 正しくは:肋間静脈は奇静脈系に合流し、奇静脈が上大静脈に注ぎます。
国試ポイント
上大静脈に直接注ぐ主要な静脈として奇静脈の位置と走行を理解し、他の静脈との区別を覚えることが重要です。特に奇静脈系の解剖学的理解が求められます。
混同注意
上大静脈系と下大静脈系の主要な合流部位や、各静脈の最終的な流入先を混同しやすいです。また、内頸静脈や鎖骨下静脈が合流して腕頭静脈となり、その腕頭静脈が上大静脈に合流する多段階の経路と、奇静脈のように直接上大静脈に注ぐ経路を区別することが重要です。
次に同じ論点が出たら
上大静脈に直接注ぐ静脈を問われた場合、まず奇静脈を想起し、他の選択肢が上大静脈に直接注ぐか、あるいは別の静脈を経て間接的に注ぐかを判断します。
覚え方
上大静脈に直接注ぐ静脈を問われた場合、まず奇静脈を想起し、他の選択肢が上大静脈に直接注ぐか、あるいは別の静脈を経て間接的に注ぐかを判断します。
対になる知識
上大静脈系と下大静脈系の主要な合流部位や、各静脈の最終的な流入先を混同しやすいです。また、内頸静脈や鎖骨下静脈が合流して腕頭静脈となり、その腕頭静脈が上大静脈に合流する多段階の経路と、奇静脈のように直接上大静脈に注ぐ経路を区別することが重要です。
関連知識
上大静脈は左右の腕頭静脈が合流して形成され、奇静脈の他に直接注ぐ静脈はほとんどありません。下大静脈は総腸骨静脈の合流で形成され、肝静脈、腎静脈、精巣/卵巣静脈、腰静脈などが直接注ぎます。奇静脈系は、半奇静脈、副半奇静脈とともに背中と胸壁の血液を心臓に戻す重要な役割を担います。