DPT三種混合ワクチンで予防できる疾患はどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
正解は4番
解説
DPT三種混合ワクチンは、ジフテリア、百日咳、破傷風の3つの細菌感染症を予防するために用いられる不活化ワクチンである。ジフテリア菌の毒素、百日咳菌の成分、破傷風菌の毒素をそれぞれ無毒化したトキソイドや成分が含まれており、生体内で液性免疫を誘導することで発症や重症化を防ぐ。したがって、選択肢の中で本ワクチンの対象となる百日咳が正解となる。
選択肢ごとの解説
- 1. 水痘は水痘ワクチンという別の弱毒生ワクチンによって予防されるものであり、DPT三種混合ワクチンの適応疾患には含まれない。
- 2. 流行性耳下腺炎はおたふくかぜワクチンで予防するため、DPT三種混合ワクチンの対象ではない。
- 3. 麻しんは麻しん風しん混合ワクチン(MRワクチン)などの弱毒生ワクチンで予防する。これはDPT三種混合ワクチンの対象ではない。
- 4. 正解。DPT三種混合ワクチンは、ジフテリア、百日咳、破傷風の3つの細菌感染症を予防するために用いられる不活化ワクチンである。ジフテリア菌の毒素、百日咳菌の成分、破傷風菌の毒素をそれぞれ無毒化したトキソイドや成分が含まれており、生体内で液性免疫を誘導することで発症や重症化を防ぐ。したがって、選択肢の中で本ワクチンの対象となる百日咳が正解となる。
国試ポイント
DPT(ジフテリア・百日咳・破傷風)およびMR(麻疹・風疹)など、混合ワクチンの組み合わせと予防できる疾患名は国家試験の定番である。
覚え方
DPT = ジフテリア・百日咳・破傷風(百日咳のPはPertussis)
対になる知識
麻疹および風疹はMRワクチンによって同時に予防できる。これに対し、ジフテリア・百日咳・破傷風はDPT三種混合ワクチンで予防され、さらに不活化ポリオワクチンを加えたものは四種混合(DPT-IPV)ワクチンと呼ばれる。
関連知識
百日咳は百日咳菌の感染によって引き起こされ、カタル期の後にコンコンと連続して激しく咳き込む痙咳発作が特徴的である。発作の終末には、息を吸い込む際に笛の音のような高音の喘鳴(ウープ)を伴うことが多い。