涙腺と唾液腺を支配しているのはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:公益財団法人東洋療法研修試験財団ホームページ(過去の試験問題等)。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は2番
解説
顔面神経(第VII脳神経)は、涙腺と顎下腺、舌下腺などの唾液腺(耳下腺を除く)の分泌を支配する副交感神経線維を含んでいます。具体的には、顔面神経から分岐する大錐体神経が翼口蓋神経節を経て涙腺を、鼓索神経が顎下神経節を経て顎下腺・舌下腺を支配します。
選択肢ごとの解説
- 1. 三叉神経は主に顔面の感覚(痛覚、触覚、温度覚)と咀嚼筋の運動を支配する神経であり、涙腺や唾液腺の分泌には関与しません。 正しくは:三叉神経は、顔面の知覚と咀嚼筋の運動を支配する。
- 2. 正解。顔面神経は、涙腺と顎下腺および舌下腺の副交感神経性分泌を支配しています。
- 3. 舌咽神経は耳下腺の唾液分泌を支配しますが、涙腺および顎下腺・舌下腺の唾液分泌には直接関与しません。 正しくは:舌咽神経は耳下腺の唾液分泌を支配する。
- 4. 舌下神経は舌の運動(舌筋の支配)を司る神経であり、涙腺や唾液腺の分泌には関与しません。 正しくは:舌下神経は舌の運動を支配する。
国試ポイント
顔面神経の機能、特にその副交感神経性の分泌機能(涙腺・唾液腺)と顔面筋への運動支配を覚える。脳神経の機能は国試で頻出。
混同注意
顔面神経は運動機能(顔面表情筋)と感覚機能(舌前2/3の味覚)、そして分泌機能(涙腺・唾液腺)を持つ複合神経であるため、どの機能がどの神経に属するか混同しやすい。
次に同じ論点が出たら
涙腺と唾液腺(特に顎下腺・舌下腺)の支配神経を問われた場合、顔面神経が選択肢にあれば第一に検討し、耳下腺の支配を問われた場合は舌咽神経を判断基準とする。
覚え方
涙腺と唾液腺(特に顎下腺・舌下腺)の支配神経を問われた場合、顔面神経が選択肢にあれば第一に検討し、耳下腺の支配を問われた場合は舌咽神経を判断基準とする。
対になる知識
顔面神経は運動機能(顔面表情筋)と感覚機能(舌前2/3の味覚)、そして分泌機能(涙腺・唾液腺)を持つ複合神経であるため、どの機能がどの神経に属するか混同しやすい。
関連知識
舌咽神経は耳下腺の唾液分泌を支配する(舌咽神経→鼓室神経→耳神経節)。三叉神経は顔面の感覚と咀嚼筋の運動を支配し、舌下神経は舌の運動を支配する。それぞれの脳神経の機能を整理して覚えることが重要。