医療面接について正しいのはどれか。
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出典:公益財団法人東洋療法研修試験財団ホームページ(過去の試験問題等)。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は2番
解説
医療面接では、患者の訴えだけでなく、患者を取り巻く環境因子も健康状態に影響を与えるため、別居家族を含む家族構成や健康状態を把握することは、全人的医療の実践において重要である。これにより、患者の疾患背景や心理社会的側面を多角的に理解し、適切な治療方針や支援計画を立てることが可能になる。
選択肢ごとの解説
- 1. 患者が話した内容を繰り返すことは、傾聴していることを示し、患者の発言の確認や深掘りにつながるため、積極的に行うべきである。 正しくは:患者が話したことは、確認のために繰り返すことがある。
- 2. 正解。別居家族であっても、患者の精神的サポートや遺伝的要因、生活習慣の影響など、健康状態に影響を与える可能性があり、全人的医療の観点から情報収集は適切である。
- 3. 問診は特定の疾患を推定して始めるのではなく、まず患者の主訴を傾聴し、その後に鑑別診断を念頭に置いて系統的な質問を行うべきである。最初から特定の疾患に絞ると、情報が限定され誤診につながる可能性がある。 正しくは:問診は患者の主訴を傾聴し、オープンエンド質問から始める。
- 4. 患者への説明は、理解しやすいように平易な言葉を用いるべきである。医学用語をそのまま用いると、患者が内容を理解できず、インフォームド・コンセントの原則に反する可能性がある。 正しくは:医学用語は避け、患者が理解できる平易な言葉を用いて説明する。
国試ポイント
医療面接における患者中心の視点と、多角的な情報収集の重要性を理解する。
混同注意
家族歴の聴取は遺伝性疾患に限定されがちだが、ここでは生活環境や心理的サポート体制の一部として家族全体の健康状態を把握する点で区別される。
次に同じ論点が出たら
患者の生活背景や心理社会的な側面に関する情報収集の必要性が問われた場合、それが患者の健康に影響を与える可能性を考慮し、積極的に情報収集すべきか否かで判断する。
覚え方
患者の生活背景や心理社会的な側面に関する情報収集の必要性が問われた場合、それが患者の健康に影響を与える可能性を考慮し、積極的に情報収集すべきか否かで判断する。
対になる知識
家族歴の聴取は遺伝性疾患に限定されがちだが、ここでは生活環境や心理的サポート体制の一部として家族全体の健康状態を把握する点で区別される。
関連知識
医療面接の基本原則(傾聴、共感、自己決定の尊重、オープンエンド質問の使用など)、全人的医療、ICF(国際生活機能分類)の視点。